街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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デンマーク・コペンハーゲン動物園のボリスがスカンジナヴィア野生動物公園に期限付きで移動

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ボリス(イワン) (2011年7月20日撮影 於 コペンハーゲン動物園)

デンマーク・コペンハーゲン動物園がHPにて明らかにしましたところ、同園で飼育されている雄の個体を雌の年末にかけての出産シーズンへの環境整備のためにスカンジナヴィア野生動物公園に移動させることになり、昨日その移動作業が行われたとのことです。
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Photo(C)København Zoo

この雄の個体というのは勿論ボリス(現在コペンハーゲンではイワンという愛称でも呼ばれています)のことです。 このボリス(イワン)というのは私が2011年に現地からレポートした投稿でもご紹介していましたが、男鹿水族館の豪太の弟にあたり現在8歳です。ボリスは昨日に無事にスカンジナヴィア野生動物公園に到着したそうです。 移動作業について同園では公式映像でその様子を紹介していますのでご覧いただいましょう。 ボリスの体重は600キロだそうで、運びたすのに大人6人が必要だったわけです。



このコペンハーゲン動物園で年末にかけて出産を期待されている雌は勿論10歳のノエルのことで、彼女はミュンヘン・ヘラブルン動物園のジョヴァンナや上野動物園のデアの姉に当たるわけで、彼女は今年の5月にボリスとの間で繁殖行為があったようです。 もちろんそれだけで年末に出産があるかどうかはわからないわけですが、コペンハーゲン動物園は雄であるボリスの存在がノエルにストレスを与えることとなりノエルの出産準備には障害となると考え、大事を取ってボリスを一時的にスカンジナヴィア野生動物公園に移動させることとしたそうです。 こういったボリスを一時移動させる目的を例のキリンのマリウス事件についてテレビでその殺処分の正当性を説明していたホルスト園長がHPで語っています。
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ノエル(手前)とボリス(奥) 
(2011年7月20日撮影 於 コペンハーゲン動物園)
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スカンジナヴィア野生動物公園に到着したボリス Photo(C)København Zoo

このコペンハーゲン動物園はノエルの出産に大きな期待を持っているようですね。 そのために現在から周到な準備を行っているようです。 なかなか素晴らしいことだと思います。 そういえばもう8月です。 今年の出産シーズンに向けて世界のいくつかの動物園もこうした形で静かに動き出しているということになります。

(資料)
København Zoo (Aug.8 2014 - Ro til måske drægtig isbjørn)

(過去関連投稿)
コペンハーゲン動物園のホッキョクグマたちに挨拶 ~ 豪太の弟に遭遇!
コペンハーゲン動物園のボリスとノエルに、魚とウサギのプレゼント
コペンハーゲン動物園での新施設建設とボリスとノエルの繁殖への期待
デンマーク ・ コペンハーゲン動物園の新施設 “Den Arktiske Ring” の完成 ~ 期待される若年ペアの繁殖
by polarbearmaniac | 2014-08-09 19:00 | Polarbearology

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