街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシアのサーカス団の四頭のホッキョクグマたち、元気にロストフ・ナ・ドヌ公演に登場

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Photo(C)Московский комсомолец - Урал

サーカスにおけるホッキョクグマの調教師であるユリア・デニセンコ女史に率いられた四頭のホッキョクグマであるモーチャ (Мотя)、ウムカ (Умка)、クノーパ (Кнопа)、ドーラ (Дора) を追いかけています。 先月ヴォルゴグラード公演を行ったことはすでにご紹介していますが、今月に入って今度は9日からロストフ・ナ・ドヌでの公演が始まっているようです。 今回も他の動物たちの演技の間に挟まって元気にその姿を見せています。
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ロストフ・ナ・ドヌ公演のポスター  (C)Ростовский цирк

このロストフ・ナ・ドヌ公演の様子を報じる地元のニュースをご紹介しておきます。 開始後21秒あたりから舞台裏でのホッキョクグマたちの姿、そして本番の様子が伝えられています。



「ロシア人民芸術家 (Наро́дный арти́ст Росси́йской Федера́ции)」 の称号を持つマリーツァ・ザパシュナヤ女史(Марица Запашная) が全体の動物ショーを率いており、そのなかでこの四頭のホッキョクグマたちの演技が組み込まれているという構成です。 今回のロストフ・ナ・ドヌ公演での舞台裏でのホッキョクグマたちの様子を伝える別のTV局の映像をご紹介しておきます。 ユリア・デニセンコ女史がホッキョクグマたちに接しており檻の扉を開いて大きな肉を投げ入れるシーンは驚きです。 動物園だったら危険でこういったことはできないでしょう。



次は本番の様子でホッキョクグマたちは2分15秒あたりから登場しています。



それからこの下の映像は今回のロストフ・ナ・ドヌ公演のものではありませんが、やはりこの四頭が登場し、そのうちの一頭のホッキョクグマの踊りを見ることができます。 実に滑稽に見えますね。 やはりこのキャラクターはホッキョクグマ以外では難しいでしょう。



さて、本当に笑いごとではないのですが、ある意味では少なくともこの四頭はサーカスで元気で演技しているうちはある程度は安泰ですが、やがて引退するときが来るわけで、それ以降のほうがむしろ心配かもしれません。 飼育環境の悪い地方都市の動物園に行かされてしまうというのも気の毒な話です。 現にスケートの演技をしていたラパもスタロースコルィスク動物園のような飼育環境の非常に不十分な動物園に移動させられてしまったということがありました。 ラパは現在はゲレンジーク・サファリパークに移動しており、環境がずっと良い場所に移動できたのは幸いでした。 ホッキョクグマにこのようなサーカスでの演技をさせてよいなどとは毛頭思ってはいませんが、しかしともかくロシアのサーカスのホッキョクグマとしてはもう数少ない現役のホッキョクグマであるこの四頭がケガがなく元気でいてくれることを確認するために彼らの姿を追い続けていきたいと思っています。

(資料)
ОБЪЯВЛЕНИЯ.SU (Jul.30 2014 - Цирк " Марицы Запашной")
Дон-ТР (Aug.12 2014 - У ростовчан есть уникальная возможность увидеть белых медведей на арене цирка)

(過去関連投稿)
トスカ(クヌートの母)とサーカス団の悲しきホッキョクグマたち
サーカス団のホッキョクグマ今昔物語
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ロシアの氷上サーカス団の四頭のホッキョクグマたち、元気にヴォルゴグラード公演を行う
by polarbearmaniac | 2014-08-13 00:30 | Polarbearology

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