街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園にヨギが無事帰還する ~ 依然として一家同居を狙う方針の同園

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ヨギ Photo(C)Tierpark Hellabrunn

ミュンヘンのヘラブルン動物園から正式発表がありました。 すでに今月2日の投稿でもご紹介していましたがドイツ・シュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園に繁殖目的で貸し出されていたミュンヘン・ヘラブルン動物園の14歳の雄のヨギが本日7日の火曜日に無事ヘラブルン動物園に戻ってきたそうです。 シュトゥットガルトでの任務を終えての堂々たる帰還といったところでしょう。 ちなみに報道によれば彼の体重は477キロだそうです。
(*後記 - ヨギのヘラブルン動物園搬入の映像がありましたのでご紹介しておきます。)


さて、このヨギの無事の帰還を告知したヘラブルン動物園のHPに一つ面白いことが書いてありました。 今年の春にこのヘラブルン動物園でネラとノビの双子が一般公開された時にもご紹介していましたが、このヘラブルン動物園ではジョヴァンナお母さんとネラとノビの双子に父親であるヨギを加えた“Familienzusammenführung”、つまり一家同居の試みを依然として視野に入れているようで、これを行うのか、行うとすればいつからかということを後日決定する予定であることを明らかにしています。 父親のヨギは大変に温和な性格なので子供たちとは仲良くすることは予想できるが、問題は母親のジョヴァンナがどう反応するかであるという問題提起を行っています。 まさにそうです。 このホッキョクグマの一家同居が成功するかどうかは母親次第というわけです。

上野動物園のデアがイタリアでの幼年期にこの一家同居を体験しています。 それについて述べた以前の「上野動物園の女神デア、その神性の宿るところ ~ 父親との同居成功という稀有の体験が語るもの」という投稿でも触れていますので是非再度ご参照頂きたいのですが、世界のホッキョクグマ界では一応「禁じ手」になっているこの父親と母子との同居が成功するか否かの鍵はむしろ母親が握っているという見方をやはりヘラブルン動物園も持っているようです。 札幌のララならばデナリと子供たちとの同一空間での存在を絶対に容認しないでしょう。 ララによって堀の下に突き落とされるデナリ...そういうシーンが浮かんできてしまいます。 「母は強し」ということです。 さて、ところが上野動物園のデアのすぐ上の姉であるこのヘラブルン動物園のジョヴァンナお母さんも実は幼少期に父親との同居を体験しているそうで、そうなるとやはりヨギの存在を容認するだろうという考え方は一応はあり得るでしょう。 ただし、ジョヴァンナはいざ自分が母親の身になってみればそうはいかないだろうという考え方もあるわけです。

ヘラブルン動物園で一家同居が実現するとすれば、また報道陣が大勢やってくるでしょう。 しかしまあヘラブルン動物園もあまり無理をしてほしくないものです。 もし実現するとすれは発情期を外れた時期であるはずで、そうなると年内ということになるでしょうか。

(資料)
Tierpark Hellabrunn (Newsanzeige/Oct.7 2014 - Eisbärenmann Yoghi wieder zurück in Hellabrunn)
DIE WELT (Oct.7 2014 - Eisbär-"Leihgabe" Yoghi gut wieder in München angekommen)
Abendzeitung München (Oct.7 2014 - Eisbär Yoghi nach München zurückgekehrt)

(過去関連投稿)
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギがシュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園へ繁殖目的で移動
ドイツ・シュトゥットガルト、ヴィルヘルマ動物園のヨギがミュンヘンのヘラブルン動物園に帰還へ
上野動物園の女神デア、その神性の宿るところ ~ 父親との同居成功という稀有の体験が語るもの
by polarbearmaniac | 2014-10-07 23:45 | Polarbearology

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