街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギの体調が急に悪化 ~ 早々と予定された「一家同居」は中止

a0151913_051767.jpg
ヨギ Photo(C)Bayerischer Rundfunk/Anja Salewsky

非常に心配なニュースがヘラブルン動物園より発表されました。 繁殖目的でシュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園に出張していた14歳の雄のヨギが7日の火曜日にミュンヘンのヘラブルン動物園に無事帰還した件はすでに投稿していますが、ヨギは9日の木曜日の朝に突然嘔吐し、現在獣医さんが治療にあたっているそうです。 実は前回も述べました母子に父親を合流させる「一家同居」ですが、なんと驚くべきことに実は9日の木曜日に予定されていたそうで、それはもちろん中止になったそうです。 しかしラブルン動物園も実に思い切ったことを電光石火で実行に移そうとしていたものです。

ヨギの体調悪化の原因はまだ不明だそうですが、彼が何か異物を飲み込んだのではないかという推測がすでに生じているようです。 実は彼が出張していたシュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園では今年の2月に飲み込んだ異物が原因で腸の炎症と重度の障害をおこした雄のアントンが急死するという事件が起きてかなり議論があったわけです。この件については「ドイツ・シュトゥットガルト、ヴィルヘルマ動物園のアントン、飲み込んだ異物が原因で急死」という投稿をご参照下さい。 考えうる他の原因としては感染症や腸閉塞だそうですが、そういったことの特定には麻酔を使用して診察せねばならずヘラブルン動物園の獣医さんはそれは極めて緊急の場合に限られるので今はヨギの状態を観察する以外の手段はほとんどないと考えているそうです。 しかも今回のヨギの帰還については麻酔が使用されていますから、またここで日をおかずに麻酔を使用するということは危険であるという判断もあるのでしょう。

仮にもしヨギの体調悪化の原因が飲み込んだ異物であったとすればヴィルヘルマ動物園の責任は重大だと思われます。 自園のアントンの死亡に続いて他園から出張してきたヨギまでが異物を飲み込んでいたとすれば、これは非常に重大な問題です。

(資料)
Tierpark Hellabrunn (Newsanzeige/Oct.9 2014 - Eisbär Yoghi ist gesundheitlich angeschlagen)
Merkur Online (Oct.9 2014 - Sorge um Yoghi: Wie krank ist der Eisbär?)
tz online (Oct.9 2014 - Eisbär Yoghi ist krank: Kein Familientreffen)
Bayerischer Rundfunk (Oct.9 2014 - Eisbär Yoghi ist gesundheitlich angeschlagen)

(過去関連投稿)
ドイツ・シュトゥットガルト、ヴィルヘルマ動物園のアントン、飲み込んだ異物が原因で急死
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園のヨギがシュトゥットガルトのヴィルヘルマ動物園へ繁殖目的で移動
ドイツ・シュトゥットガルト、ヴィルヘルマ動物園のヨギがミュンヘンのヘラブルン動物園に帰還へ
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブルン動物園にヨギが無事帰還する ~ 依然として一家同居を狙う方針の同園
by polarbearmaniac | 2014-10-10 00:30 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

アメリカ・トレド動物園のホー..
at 2017-09-26 10:00
ロシア北東部の内陸をさまよう..
at 2017-09-26 03:00
ウクライナ・ハリコフ動物園の..
at 2017-09-25 03:00
ロシア北東部サハ共和国で北極..
at 2017-09-23 22:00
ロシア・ペルミ動物園が間もな..
at 2017-09-23 00:30
大阪・天王寺動物園がゴーゴの..
at 2017-09-22 01:00
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-09-21 01:00
アメリカ・オレゴン動物園のノ..
at 2017-09-21 00:30
ピョートル(ロッシー)とクラ..
at 2017-09-20 06:00
ロシアのサーカス団の4頭のホ..
at 2017-09-20 00:30

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag