街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ ・アラスカ州北部の寒村カクトヴィクでホッキョクグマが住居に侵入を図る ~ 「警戒員」 の役割

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カクトヴィク付近のホッキョクグマ Photo(C)sodahead.com

アメリカ・アラスカ州北部の寒村であるカクトヴィク (Kaktovik) に住む人々とホッキョクグマとの関係については以前に 「アメリカ ・アラスカ州北部の寒村カクトヴィクに住む人々とホッキョクグマたち ~ 奇妙な共存関係」 という投稿でご紹介したことがありました。
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このカクトヴィクの村で 「ホッキョクグマ・パトロール (Polar bear patrol - ホッキョクグマ警戒員)」 というホッキョクグマ出現に対する警備のアルバイトをしていた女性が、ある住民の家から超短波無線によって玄関にホッキョクグマが出現したという内容の非常連絡を受けたのは先週の金曜日の夜11時頃だったそうです。 発信者の名前を名乗らなかったその非常連絡を受けて彼女ともう一人の同僚は早速、12口径の猟銃と爆竹などを持って、この家から連絡があったのではないかと目星をつけた81歳の老女の住む住宅の前に急行したそうです。 車を停車させてその住宅近くでホッキョクグマを探そうとしたところ、玄関に何かの影があるのに気が付きたと同時に、そこから今まで見たこともないほどの巨大なホッキョクグマが現れたそうです。 そのホッキョクグマは玄関を壊して中にあった脂肪油の入ったドラム缶をむさぼっていたそうで、この「ホッキョクグマ・パトロール」の女性ともう一人の同僚はやっとのことでこのホッキョクグマを追い払うことに成功したそうです。
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「ホッキョクグマ・パトロール」の女性 
Photo(C)Flora Rexford/Alaska Dispatch

アラスカ北部のボーフォート海に面した村落にはこうしたホッキョクグマの警戒係がいるわけですが、このような事件があってもホッキョクグマに命中するような発砲をするということはないようで、今回の「ホッキョクグマ・パトロール」の女性も今までそういったことをしたことはないそうです。 ともかくホッキョクグマも今のところは素直に逃げてくれているわけですから問題はないとは思いますが、彼らの食料不足ははなはだしくなってくるとすれば、将来的には危険な状態になることも想定できそうです。

さて、ではこのカクトヴィクの付近で撮影されたホッキョクグマの姿を見てみましょう。 これは実に素晴らしい映像だと思います。 母親と一緒の幼年個体も映っています。



この下の映像は親子の映像です。



(資料)
Alaska Dispatch (Oct.13 2014 - On polar bear patrol in Kaktovik, big bear makes for tense moment)
FOX 10 News Phoenix (Oct.14 2014 - Polar bear breaks into home in Alaska village)
Brainerd Daily Dispatch (Oct.10 2014 - Alaskan Adventure: The Polar Bears of Kaktovik)

(過去関連投稿)
アメリカ ・アラスカ州北部の寒村カクトヴィクに住む人々とホッキョクグマたち ~ 奇妙な共存関係
by polarbearmaniac | 2014-10-17 00:30 | Polarbearology

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