街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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フランス・ロワール地方、ラ・フレーシュ動物園にホッキョクグマ観覧ロッジ ("L'Arctic lodge") がオープン

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タイコ(シークー) Photo(C)Zoo de la Flèche

ある意味ではフランス人の発想らしいとでもいいましょうか、フランス・ロワール地方にあるラ・フレーシュ動物園 (Zoo de la Flèche) になかなかしゃれたロッジが先週オープンしたことが報じられています。 それはなんとホッキョクグマの飼育展示場に面していてホッキョクグマを見ながら一日を過ごすことができるという120平方メートルの広さのある宿泊施設 ("L'Arctic lodge") です。
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(C)Safari-lodge.fr

このロッジを紹介している映像を下にご紹介しておきます。 説明しているのは園長さんです。 (二番目の映像には冒頭部分に日本語のCM音声がかぶる場合が稀にあります。)




L'Arctic lodge du zoo de La Flèche 投稿者 OuestFranceFR

なにしろ来年の9月まで予約で一杯だというのですからたいしたものです。 こういった飼育展示場に面したロッジをこのラ・フレーシュ動物園はすでにトラやオオカミの飼育展示場に2013年4月にオープンしていたそうで、今回はホッキョクグマということだったそうです。
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(C)Safari-lodge.fr

しかしこれは日本のような純公営の動物園ではまず無理でしょう。 「動物園の存在意義と目的」といったようなことからは外れているとみなされると思いますね。 しかし動物園自体が何かビジネスで収入を得る手段としてはいいアイディアのような気もします。 こういった場所の部屋で一般公開開始後のホッキョクグマの赤ちゃんが観察できるのならば最高でしょうね。 ざっと調べてみましたらオオカミの飼育展示場のロッジは大人一人では一泊109ユーロだそうです。

以前にもご紹介していますが、このラ・フレーシュ動物園には23歳の雌のカタンカと3歳の雄のタイコ(オランダ時代は「シークー」)の二頭が飼育されています。 このカタンカとタイコが将来的に繁殖を狙うという予定になっていますが、カタンカの年齢が大きな問題で繁殖を狙うとすれば2016年のシーズンになると思いますが、カタンカはその時に25歳になっているわけで、これは事実上この2016年のシーズン一度だけの試みとなってしまうような気がします。 このタイコ(シークー)はロストック系ですので、とにかくパートナーにできる雌の個体が非常に少ないという不運があるわけです。 いずれにせよカタンカとタイコ(シークー)の幸運を祈りたいと思います。

(資料)
lemainelibre.fr (Oct.17 2014 - La Flèche Une nuit au zoo en compagnie des ours polaires)
Ouest-France (Oct.17 2014 - Arctic lodge au zoo. Dormir près des ours polaires)
Safari-lodge.fr (VOYAGE EN TERRE GLACÉE DANS LE ROYAUME DES OURS POLAIRES)

(過去関連投稿)
シークーとセシ、その伸びやかさと無邪気さの大きな魅力
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園のシークーがフランス・ロワール地方のラ・フレーシュ動物園へ移動
フランス・ロワール地方、ラ・フレーシュ動物園のナヌク逝く ~ "Mais la vie continue …"
フランス・ロワール地方、ラ・フレーシュ動物園に移動したシークー (タイコ) の到着後の様子
フランス・ロワール地方、ラ・フレーシュ動物園のシークー(タイコ)の近況 ~ 当分は華麗な独身貴族か?
フランス・ロワール地方、ラ・フレーシュ動物園のタイコ(シークー)、「ロストック系」ゆえの苦難か?
by polarbearmaniac | 2014-10-21 23:00 | Polarbearology

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