街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ベルリン動物園の24歳のナンシーが急死 ~ ベルリン動物園に君臨する三頭の女王たちの一角が崩れる

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ナンシー (2013年12月31日撮影 於 ベルリン動物園)

突然のニュースに大変驚いています。 ベルリン動物園で飼育されている三頭の雌のホッキョクグマのうち最も若い24歳のナンシーが本日の木曜日の朝にベルリン動物園の飼育展示場で亡くなっているのが発見されたそうです。 ベルリン動物園の三頭の雌のホッキョクグマたちは夜には(飼育展示場で)いつも一緒だったそうですがナンシーは地面の上で眠った姿勢のまま亡くなっていたそうです。 生前のナンシーには年齢が関係していると思われるような症状は全く見られなかったそうで、ベルリン動物園はナンシーの遺体をライプニッツ研究所 (Leibniz-Institut für Zoo- und Wildtierforschung) に送って死因を調査するそうです。 このライプニッツ研究所というのはあのクヌートの死因解明を行った研究機関でもありますね。 こういったことですからホッキョクグマの健康というのはよくわからないわけです。 突然死というものの原因を是非究明していただきたいと思います。
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ナンシー (2013年12月31日撮影)

このベルリン動物園の三頭の雌のホッキョクグマたちについてはつい数日前に「ベルリン動物園で病気治療中だった29歳のカチューシャが元気に飼育展示場に復帰」というのを投稿したばかりでした、以下に私がベルリン動物園で撮影したナンシーの映像を再度ご紹介しておきます。

来園者を見つめるナンシー
(2012年12月31日撮影 於 ベルリン動物園)


次の映像は左がナンシーで右がトスカ(クヌートの母)です。 飼育展示場の岩場の上での二頭の姿です。

ナンシー(左)とトスカ(右) 
(2012年12月31日撮影 於 ベルリン動物園)


ナンシーは1989年12月13日にドイツのカールスルーエの動物園で生まれ1991年5月からこの旧西ベルリンのベルリン動物園で暮らしていました。 ベルリン動物園の死亡告知記事にはこのナンシーはカチューシャと大変に仲が良かったと記されていますが、私の見たところこのナンシーは上の映像のようにトスカとも仲が良かったと思います。 一時期、旧東ベルリンのベルリン動物公園から雄のトロール(円山動物園のキャンディの兄)が出張してきたことがありましたが、その時にトスカとナンシーが闘争のようなことを行ったことがありましたが、その後はまた仲良くなったように私には見えました。 三頭のうちで一番若い24歳のナンシーがこうして亡くなり、そして遺されたのは28歳のトスカと29歳のカチューシャです。 ベルリン動物園、本当に寂しくなりました。  
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ナンシー (2013年12月31日撮影 於 ベルリン動物園)

ナンシーさん、2009年の秋、そして一昨年、昨年と二年続けて大晦日の日にベルリンでお会いしたあなたの姿を私は決して忘れません。 謹んでナンシーの冥福を祈ります。

(資料)
Zoo Berlin (the News/Nov.20 2014 - Eisbären-Dame Nancy überraschend gestorben)
Die Welt (Nov.20 2014 - Eisbärin Nancy überraschend im Berliner Zoo gestorben)
Berliner Morgenpost (Nov.20 2014 - Eisbärin Nancy überraschend im Berliner Zoo gestorben)
Rundfunk Berlin-Brandenburg (Nov.20 2014 - Eisbärin Nancy ist tot)

(過去関連投稿)
ベルリン動物園のクヌートに対して雌3頭が共同包囲網!
ベルリン動物園で雌達から孤立したクヌートを巡る報道の過熱
ベルリン動物園のクヌート、遂に雌のトリオに反撃開始!
ベルリン動物園で雌のホッキョクグマ2頭が激しく闘争し負傷
ベルリン動物園で病気治療中だった29歳のカチューシャが元気に飼育展示場に復帰
(*2012年12月 ベルリン動物園訪問記)
大晦日はベルリン動物園へ ~ 伝説化したクヌート、その思い出
ベルリン動物園でのんびり暮らすホッキョクグマたち ~ 壮年の雌3頭の仲良しトリオ
(*2013年12月 ベルリン動物園訪問記)
ベルリン動物園で過ごす大晦日 ~ 3頭の女王たちの絶対にして不可侵の王国
by polarbearmaniac | 2014-11-20 23:15 | Polarbearology

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