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ドイツ・ニュルンベルク動物園で誕生の双子の赤ちゃん、一頭が死亡の模様 ~ 正式発表は早すぎたのか?

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産室内の様子 Photo(C)Tiergarten Nürnberg

昨夜投稿していますがドイツのニュルンベルク動物園で11月21日に12歳のヴェラお母さんから生まれた双子の赤ちゃんですが、本日水曜日の午後に同園が報道に明らかにしたところによりますと、この双子の赤ちゃんのうちの一頭が昨日火曜日から体を動かさず、そして声も上げていない状態であることがモニターカメラの映像と音声によって判明しているそうです。 同園としては産室内のヴェラお母さんともう一頭の赤ちゃんを守るために敢えて産室内に介入することを向こう5日間は避けたいと言う意向だそうです。 ヴェラお母さんはそれまで双子の赤ちゃんにはきちんと授乳を行っており、二頭共に非常に元気な状態だったそうで、いったいこれはどうしたことなのか非常に心配な状況になっているそうです。 ”Kein Lebenszeichen mehr” (もう生存の兆候なし) という表現から考えれば死亡はほぼ決定的だろうとは思いますが、しかし「死亡」とまでは言い切っていませんので一筋の望みがあると考える以外にないでしょう。

ヴェラお母さんというのは私も会ったことがありますが非常に神経質なお母さんで、仮に産室を開いて動かなくなっているほうの赤ちゃんを取り出そうとすれば非常に興奮してもう一頭の赤ちゃんの命も危なくなるという判断でしょう。 困ったことになりました。 きちんと授乳を受けていて生後72時間の第一関門を突破した双子の赤ちゃんですが、四日目で一頭が危機的な状況になるとは、これでは天王寺動物園で誕生した赤ちゃんなどは、まだまだとても安心などできるわけではないことを示しています。 

(*追記 - 引き続いてたった今配信されたバイエルン放送の報道では、この動かないほうの赤ちゃんの姿がモニター映像から消えてしまったことを報じています。 ヴェラお母さんんがこの死亡していたらしい赤ちゃんを食べてしまったということでしょうか。 これは「食害」ということですね。 ニュルンベルク動物園から何か新しい公式の発表がないと、また情報が錯綜しそうです。 いるのに動かないのか、それともいないのか、それともいたのにいなくなったのか、何だかはっきりしない状況です。 ニュルンベルク動物園は双子の赤ちゃん誕生のニュースを正式発表したばかりですので、現在のこの状況に実は大変に困っているのではないでしょうか。 これが正式発表前なら最初から一頭しか生まれなかったことにしておく手もないわけではないのですが、もうこの段階ではそうはいかないでしょう。)

(資料)
Nordbayern.de (Nov.26 2014 - Kein Lebenszeichen mehr: Zittern um Eisbär-Baby)
(追記資料)
Bayerischer Rundfunk (Nov.26 2014 - Wo ist Eisbär-Baby Zwei geblieben? )

(過去関連投稿)
ドイツ・ニュルンベルク動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ ヴェラお母さんの健闘
by polarbearmaniac | 2014-11-26 21:45 | Polarbearology

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