街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のララ(ラーレ)の満一歳の誕生会が開催される

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ララ(ラーレ) Photo(C)Nordsee-Zeitung

ドイツのブレーマーハーフェン臨海動物園で昨年12月16日にヴァレスカお母さんから誕生した雌のララ(ラーレ)ですが、一昨日の23日に満一歳のお誕生会が開催されました。 実はララ(ラーレ)の誕生日は16日だったわけですが施設の扉の部分の緊急修理が必要になり、修理業者が空いていた期間が当初の誕生会が予定されていた日を含んでおり、そのために戸外での誕生会は中止となってこの親子は一時的に非展示となりララ(ラーレ)の本当の誕生日だった16日は室内で飼育員さんたちなどと一緒に内輪の誕生祝いが行われていたそうです。 来園者と共に祝う誕生会は23日へと延期になっていたわけでした。
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ヴァレスカお母さんとララ(ラーレ) 
Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

一昨日23日の誕生会では、当初の16日の誕生会が工事の関係で予定通りできなったことを非難されることを恐れた扉の修理を担当した Ed. Bolte GmbH & Co.KG という地元企業から、この親子に二つの大きな氷のケーキのプレゼントがあったそうです。 その他、魚や肉や果物が添えられたケーキやおもちゃのプレゼントもあったそうで、あいにくの雨にもかかわらずそういったプレゼントに親子は喜んでいた様子だったそうです。
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ララ(ラーレ) Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

一昨日23日の誕生会の様子をニュース映像でご紹介しておきます。 冒頭はCMです。 さらに来園者としてこの会を撮られた方がいますので、その映像も下ご紹介しておきます。 




前回の 「欧州がホッキョクグマの幼年・若年個体をプールする 「集中基地」 を計画 ~ 雌はオランダ、雄はイギリスへ」 という投稿でも述べましたが、このララ(ラーレ)は来年の11月一杯まではヴァレスカお母さんと一緒に暮らし、その後はオランダのエメン動物園 (Dierenpark Emmen) に移動することが決まっています。 二年間はこうしてヴァレスカお母さんと一緒に過ごすわけで、要するにヴァレスカお母さんは3年サイクルで次の繁殖に挑戦することとなるわけです。 欧州もアメリカもカナダも現在では (特に21世紀に入ってからは) この3年サイクルの繁殖というのが動物福祉 (Animal welfare) の観点から圧倒的主流であり、現在も2年サイクルの繁殖を行っているのはロシアと日本だけだということになります。 自然下ではホッキョクグマは基本的に3年サイクルで繁殖しているわけで、雌の体というのはそういう自然のサイクルを受け入れるようになっているわけです。 また、幼年個体のWeaning (離乳) の時期もそれと一致しているわけです。 それをあえてサイクルを人為的に一年早めて2年サイクルの繁殖を飼育下で継続することには合理性はないだろうということです。 ですから、2年サイクルの繁殖を当然のことだと考えてそれに固執するというのは、ホッキョクグマの繁殖に対するある種の特別な信条のようなものからなされているのだと言っても、さほど大きな間違いではないだろうと思います。
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Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

こうやってララ(ラーレ)の誕生から満一歳の誕生会までその成長を追い続けてきましたが、同じドイツでもミュンヘンのヘラブルン動物園とこのブレーマーハーフェン臨海動物園はかなり姿勢の違いを感じさせます。 そういったこともこうして一頭のホッキョクグマの成長を追い続けていく過程で良く理解できたのは興味深いところです。 北ドイツと南ドイツの気質とか考え方の違いといったものもそこに投影されているような気がします。

(*追記 - このホッキョクグマの名前である "Lale" を何故 「ララ(ラーレ)」 と併記して表記するかということに関しては、ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の雌の赤ちゃんの名前が「ララ (ラーレ/Lale)」 に決まる という投稿をご参照下さい。)

(資料)
Zoo am Meer Bremerhaven (Alle News/Dec.23 2014 - Eisbärin Lale bekam heute am Dienstag, den 23.12.2014 verspätet ihre Geburtstagstorte)
Nordwest Zeitung (Dec.23 2014 - Eine Eistorte für Lale) (Dec.24 2014 - Lale begeistert: Gelbes Ei schlägt kalte Torte)
Nordwest Zeitung (Dec.10 2014 - Keine Geburtstagsparty für Lale)
Nordwest Zeitung (Dec.6 2014 - Karriere führt geradewegs in den Zoo)

(過去関連投稿)
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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のララ(ラーレ)の順調な成育 ~ 母親とのシーンの解釈
欧州がホッキョクグマの幼年・若年個体をプールする 「集中基地」 を計画 ~ 雌はオランダ、雄はイギリスへ
by polarbearmaniac | 2014-12-25 01:30 | Polarbearology

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