街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・オハイオ州、コロンバス動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃんが誕生するも二頭ともに死亡

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オーロラ Photo(C)Solent News

アメリカ・オハイオ州のコロンバス動物園 (Columbus Zoo and Aquarium) が明らかにしたところによりますと、同園で飼育されている8歳になったばかりの雌のオーロラが先週土曜日の20日に双子の赤ちゃんを出産したものの二頭共に死亡という結果となったとのことです。 最初の一頭は午前5時に誕生したものの死産だった模様で、二頭目は一頭目の出産から約2時間後に誕生したものの午後になる前に死亡したとのことです。 この二頭目については誕生直後から鳴き声を発していて産室内のモニターカメラでもオーロラが授乳の体勢で赤ちゃんを抱いていたことが確認されていましたが午後までに赤ちゃんの声は聞こえなくなり姿もカメラの映像では確認できなくなっていたそうです。

コロンバス動物園は今回のオーロラの出産については失敗はしたものの彼女が繁殖可能値あることが証明されたことを積極的に評価しているそうです。 このオーロラ、そしてやはり同園で飼育されているアナーナは以前からご紹介していますようにトレド動物園生まれの双子姉妹です。 双子姉妹を離さずにコロンバス動物園に移動させ、そして今回27歳になる雄のナヌークとの間でオーロラが出産に至ったわけで、これはまた離さずに飼育された双子姉妹というものの繁殖に関する有望さを典型的に示した例となりました。 この今回出産したオーロラはもちろん、双子のもう一頭であるアナーナも将来極めて繁殖に有望な雌だということが言えます。 ただし現在この双子姉妹のパートナーであるナヌーク(彼はあのバッファロー動物園で飼育されているルナの父親でもありますが)はすでに27歳になったところであり、問題はこのナヌークがいつまで繁殖能力を持ち続けられるかだろうと思います。 それからこの下はコロンバス動物園の公式映像で同園の産室の様子などが紹介されています。 なかなか面白い内容ですので再度ご紹介しておきます。



それからこの下は昨年の「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day)」の映像ですがオーロラとアナーナ、そして雄のナヌークが同居している映像です。



双子姉妹と雄一頭、多分これこそが繁殖には最も理想的な姿でしょう。 今回のオーロラの出産の結果は大変に残念ですが、これは成功への階段を一つ登ったものとして評価したいと思います。
(*追記 - 同園の広報担当の方の発言によりますと今年はまだ双子姉妹のもう一頭であるアナーナも出産の可能性があるそうです。 そういったこともあってか、コロンバス動物園は今回のオーロラの出産の結果についてHPやSNSのページでは発表していないということなのかもしれません。)

(資料)
Columbus Dispatch (Dec.23 2014 - Two polar bear cubs die at the Columbus Zoo the day they were born)
10TV (Dec.23 2014 - Columbus Zoo Mourns Loss Of Polar Bear Cubs)
NBC4i.com (Dec.23 2014 - Columbus Zoo Mourns Loss Of Polar Bear Cubs)

(過去関連投稿)
アメリカ ・ オハイオ州、コロンバス動物園のアナーナとオーロラ、美しき双子姉妹の楽しいハロウィーン
アメリカ ・ オハイオ州、コロンバス動物園に登場したナヌークへの期待 ~ 25歳の雄の繁殖能力への希望
アメリカ・オハイオ州、コロンバス動物園のアナーナとオーロラの双子姉妹、初産でのダブル出産なるか?
アメリカ・オハイオ州、コロンバス動物園がアナーナとオーロラの双子姉妹の出産に向け 「厳戒態勢」
アメリカ・デンバー動物園、コロンバス動物園などがホッキョクグマの妊娠判定にビーグル犬の嗅覚を利用へ
ビーグル犬のエルヴィス君の妊娠判定(5) ~ コロンバス動物園のアナーナとオーロラの姉妹は “妊娠なし”
アメリカ・オハイオ州、コロンバス動物園のアナーナとオーロラの双子姉妹はダブル出産ならず
by polarbearmaniac | 2014-12-24 07:30 | Polarbearology

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