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札幌・円山動物園のララに給餌再開 ~ 静かに「勝利宣言」を行った母親の見えざる育児技量の高さ

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ララ (2014年3月29日撮影 於 円山動物園)

もうすでに10日の土曜日に公開されている情報ですし、一見すると何気ない内容ですので今更とも思うわけですが、しかしその「何気なさ」が重要な意味を持っているように思いますので触れておきたいと思います。 それは、札幌の円山動物園でララが昨年12月21日に一頭の赤ちゃんを出産したわけですが同園の公式ブログの「しろくま通信」の1月10日付けに飼育員さんの「給餌」という投稿が掲載されています。 出産三週間後からララお母さんへの給餌が少しずつ始められているという内容です。 この給餌が再開されるきっかけとなった寝室に姿を見せるようになったララお母さんですが、これは事実上、「自分は生まれてきた子供はすでに完全に自分の管理下におくことができた(自分の手の内に収まった)ので、私にもそろそろ何か食べさせてくださいな。」 ということを意味しているとみて間違いないでしょう。

つまり、産室内での育児に自分の全ての関心と注意力を払い続けていかねばならない拘束された状態から早々と脱したというララお母さんの静かなる「勝利宣言」なのだということです。 育児経験の乏しい母親や技量のない母親ですと自分のほとんどすべての神経を赤ちゃんとの関係に費やさねばならない一生懸命な状態が長く続くのですが、すでにララお母さんは出産後三週間ほどでその距離感を完全にコントロールできるまでになっているということです。 母親としての並々ならぬ技量をまざまざと感じさせる「しろくま通信」の内容だと思います。 1月13日(火)より、エゾヒグマ館の観覧の再開はそういったララの「勝利宣言」を受けてのものでしょう。

飼育展示場の真ん中にどっしりと座るシモーナの姿とか今回の寝室に出てきたララとか、つまり母親の育児技量というものは、まるでそれとは直接は無関係であるような別の何気ない形で我々の目の前に示されるのだというわけです。 そして、それはしばしば、我々が後になってようやく気が付くという場合があるのだというわけです。

(資料)
円山動物園・公式ブログ (しろくま通信/Jan.10 2015 - 給餌

(過去関連投稿)
円山動物園のララの出産日、出産頭数、性別を過去のデータで予想する(前) ~ 「12月15日前後に雌の双子」
円山動物園のララの出産日、出産頭数、性別を過去のデータで予想する(後) ~ データが示すララの"女腹"
札幌・円山動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 「大本命」 ララの堂々たる出産
札幌・円山動物園のララ親子の産室内でのクリスマス
札幌・円山動物園がララの赤ちゃんの産室内での姿を初めて確認し公開 ~ ララお母さんの手慣れた育児
by polarbearmaniac | 2015-01-13 01:30 | Polarbearology

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