街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・ロストック動物園で誕生した雄の赤ちゃんに各国メディアが注目 ~ クヌート関連でスターの座へ

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ヴィルマお母さんと生後72日が経過した雄の赤ちゃん 
Photo(C)Zoo Rostock

ドイツのロストック動物園で昨年12月3日にヴィルマお母さんから誕生した一頭の赤ちゃんの性別が雄と判定された件は先週投稿しています。 この雄の赤ちゃんの本日付けの産室内での映像が公開されましたのでご紹介しておきます。 今回ももちろん鮮明なカラー映像です。 ヴィルマお母さんの育児もなかなかしっかりとしているようです。



さて、この赤ちゃんがあの有名な故クヌートの腹違いの弟であることは以前にも書いていますが、そういったこともあってかロストック動物園にはアメリカやイギリスのマスコミをはじめ世界各国のマスコミから問い合わせの電話が以前から来ていたそうで、この赤ちゃんの写真が欲しいという希望に応えるような形で性別チェックの際に写真が撮影され、そのうち二枚が先週公開されたというわけです。 そのうちの一枚を前回の投稿でご紹介していますが、実はもう一枚の写真は雪の上での赤ちゃんの写真でした。 私はこの雪の上の写真については本当にこの赤ちゃんの写真なのかに幾分疑問を持っていたわけです。 というのも、性別チェックのために短時間母親から引き離した赤ちゃんをこのように雪の上に置くということはありえるだろうか、やや不自然なのではないかという疑問だったわけです。 しかしロストック動物園はこの雪の上の写真も今回の赤ちゃんの写真であることを認めましたので、あらためてその写真を下にご紹介しておきます。 要するにマスコミ用の写真として見栄えするように雪の上に赤ちゃんを置いたということなのでしょう。 やはりホッキョクグマは雪の上の姿が一番です。
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Photo(C)Zoo Rostock

ベルリン動物園のクヌートの一般公開にはドイツ内外から500名ものマスコミ関係者がやってきたそうですが、ロストック動物園ではこの赤ちゃんの一般公開以降は多くの人々に見に来てほしいと語っています。 このロストック動物園というのは旧東ドイツにある動物園で比較的堅実な考え方をする動物園だと思っていましたが、やはり10年振りに誕生したホッキョクグマの赤ちゃんには来園者増加に多くの期待を持っているということですので、「クヌートの腹違いの弟」という点を加味して一般に知ってもらい収入増への大きな期待を持っても当然でしょう。 このロストック動物園は世界の動物園のホッキョクグマの血統登録台帳の管理を行っている動物園としても知られ、今まで35頭のホッキョクグマの繁殖に成功しているそうです。
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ヴィルマお母さんと生後72日が経過した雄の赤ちゃん 
Photo(C)Zoo Rostock

さて、札幌・円山動物園で生まれた赤ちゃんについては非常に情報が少ないですね。 私が考えますに、これはララお母さんが飼育員さんや我々ファンを完全に手玉にとっているからだろうと思います。 本投稿でのヴィルマお母さんと赤ちゃんの映像ですが、要するにシーンとしてうまく切り取れる親子の姿と場景です。 ところがララお母さんは産室と寝室を余裕で行ったり来たりしているのでしょう、つまりこのヴィルマ親子のようにシーンとして切り取れる姿を親子で見せてくれないために飼育員さんは公式ブログに投稿することが難しいのでしょう。 完全にララお母さんが自分のペースで産室と寝室の空間を支配している...つまり赤ちゃんは極めて成育状態が良好であるということだろうと思います。

(資料)
Zoo Rostock (Eisbär-Tagebuch/Feb.13 2015 - Ein kleiner Mann geht auf Erkundungstouren)
Norddeutsche Neueste Nachrichten (Feb.11 2015 - Rostocker Eisbärjunge als internationaler Medienstar)

(過去関連投稿)
ドイツ・ロストック動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ ヴィルマが自己の12歳の誕生日に出産
ドイツ・ロストック動物園で誕生の赤ちゃんは順調に生後五週間が経過 ~ 性別判定を急ぐ同園
ドイツ・ロストック動物園で誕生の赤ちゃんは順調に生後7週間目へ ~ ヴィルマお母さんの母性
ドイツ・ロストック動物園の赤ちゃん、産室内で運動量が増す ~ ヴィルマお母さんの丁寧な育児
ドイツ・ロストック動物園の赤ちゃん、産室内で転げまわる ~ 生後58日が経過
ドイツ・ロストック動物園でヴィルマお母さんから誕生した生後二か月の赤ちゃんの性別は雄(オス)と判明
by polarbearmaniac | 2015-02-13 21:30 | Polarbearology

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