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オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園の二頭の赤ちゃんは19日(木曜日)のお披露目を同園が告知

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Photo(C)Ouwehands Dierenpark Rhenen

オランダ・レネンのアウヴェハンス動物園で昨年11月22日にフリーダムお母さんが産んだ二頭の赤ちゃんについて同園は、今週の木曜日19日の午前11時からこの親子が戸外に初登場させ、それをもって一般公開開始とする旨を告知しました。 つまり生後89日が経過した段階でのお披露目ということになるはずです。 これは実は相当に早い戸外初登場であると思います。 ホッキョクグマの赤ちゃんが生後何日で戸外に初登場するのかという点では以前の投稿で世界のこれまでのいくつかの例をまとめてみたことがあるのですが、一般公開開始という観点からはだいたい生後100~110日の間が多いわけです。 この「戸外初登場」というのと「一般公開開始」というのは施設の構造上、あるいは園の方針上、一致しないケースはいくつもあるわけですが、今回のアウヴェハンス動物園の場合は同時であるということです。 たとえば一昨年の札幌・円山動物園でのマルルとポロロのケースでは戸外初登場は3月21日(生後103日経過)、一般公開開始は翌日の22日でした。 傾向として言えることは、やはりオランダとデンマークの動物園は非常に早く行うということです。 ですから生後100日を超えてというケースは稀のようです。

なぜ同園がもう赤ちゃんを戸外に出して良いと判断したかについては、以下の事情をもって決定したそうです。

(1) 産室につながる「次の間」にしばしば留まるようになったこと (buiten het kraamhol in aangrenzende verblijven)。
(2) 「次の間」に繋がる二つの突起障害を歩いて乗り越えることができるようになっていること (over twee sluisdrempels lopen)。
(3) 親子が(「次の間」で)非常に活動的になっていること (Moeder en jongen zijn actief)。

などを理由として挙げています。 ですから「生後何日だから」といった発想ではないということです。 この今回の二頭の赤ちゃんは天王寺動物園の赤ちゃんの三日前に誕生しているわけですから、このペースで行けば天王寺動物園は来週早々に赤ちゃんを戸外に出すというスケジュールであってもおかしくはなく、そうなると来週金曜日から一般公開というタイムススケジュールであってもおかしくはないかもしれません。 しかし天王寺動物園は、まさかそこまで早くはやらないと思います。

(資料)
Ouwehands Dierenpark Rhenen (Feb.16 2015 - Unieke gebeurtenis: de ijsbeertweeling mag voor het eerst naar buiten! Wil jij erbij zijn?)
Blik op Nieuws (Feb.16 2015 - IJsbeertweeling voor het eerst naar buiten in Ouwehands Dierenpark Rhenen!)
Veenendaalse Krant (Feb.16 2015 - IJsbeertweeling Ouwehand voor het eerst naar buiten)

(過去関連投稿)
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園でホッキョクグマの三つ子の赤ちゃん誕生! ~ フリーダムの快挙
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オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園で誕生の二頭の赤ちゃんの近況 ~ twins と twin cubs の違い
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園の二頭の赤ちゃんは生後二か月経過 ~ フリーダムお母さんの技量
オランダ・レネン、アウヴェハンス動物園の二頭の赤ちゃん、互いに相手を意識し始める
by polarbearmaniac | 2015-02-17 06:00 | Polarbearology

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