街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃんの産室内ライブ映像に日本からの関心の高さに驚く同園

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Photo(C)Diergaarde Blijdorp

昨年12月2日にオランダのロッテルダム動物園でオリンカお母さんから誕生した双子の赤ちゃんですが、次第に力が増しているようで同園は昨日新しい産室内での映像を公開していますのでご紹介しておきます。



前回と比較しますと赤ちゃんたちは二頭共に産室の端にある仕切りのようなものを乗り越えることに成功しています。 一つ一つが赤ちゃんたちにとっては冒険というわけで、この赤ちゃんたちには少しずつ新しい世界が拡がっていくということになります。 ロッテルダム動物園は三月に入ってからこの赤ちゃんたちを戸外に登場させる予定だそうです。

さて、ロッテルダム動物園はマスコミの取材に対しておもしろいことを語っており、その記事 ("Japan smult van ijsbeertjes Blijdorp") を同園は自らのSNAのページでも紹介しています。 それによりますと、このロッテルダム動物園の産室内24時間ライブ映像にアクセスする日本からの数が大変に多いことに驚いているそうです。 その数では地元オランダ、隣国のベルギーとドイツに続いて第四位だそうで、その後に続くのがイギリス、フランス、アメリカといった国々だそうです。 欧州・北米以外の地域である日本にもこうしてホッキョクグマの赤ちゃんに興味を持っている人々が多いということを初めて知ったようです。 多分、日本の動物園でもホッキョクグマの赤ちゃんが誕生しているなどということはロッテルダム動物園では知らないのでしょう。 同園ではこの産室内のライブ映像の配信は一般的に教育的な効果が高いと考えているそうで、子供たちが寝る前にこのライブ映像を見せてやるという一般家庭もあることは素晴らしいことだとも語っています。
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Photo(C)Diergaarde Blijdorp

この産室内ライブ映像の配信を最初に行ったのはデンマークのオールボー動物園だったはずで、その後チェコのブルノ動物園も行っています。 ただし画像は今回のロッテルダム動物園のように鮮明なものではなかったことを記憶していますので、やはり今回のロッテルダム動物園のライブ映像配信はホッキョクグマの親子が産室でどのようにしているかを知る貴重な材料だろうと思います。 こういったことからも、オランダは「ホッキョクグマ飼育先進国」であることがわかります。

我々がロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカの日常を知ることができたのはやはりライブ映像配信のおかげです。 ですから、そのシルカが来日するとなっても多くの親しみをすでにシルカに抱いているわけです。 齢回りから考えると昨日お披露目になったフリーダムお母さんの二頭の赤ちゃん、そしてこのロッテルダム動物園のオリンカお母さんの双子の赤ちゃん、この四頭のうち一頭が札幌に完成する予定の新施設に登場する可能性がないとは言えません。 そういった意味から言っても今からこういった赤ちゃんたちの姿にネット上で接しておくことは無駄ではないわけです。

(資料)
Diergaarde Blijdorp (Volg de ijsbeertjes live via webcams)
(Dierennieuws /Feb.19 2015 - IJsbeertweeling Blijdorp al rollebollend door kraamkamers)
MetroNews (Feb.17 2015 - Japan smult van ijsbeertjes Blijdorp)

(過去関連投稿)
オランダ・ロッテルダム動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ オリンカが貫録の出産
オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃんは順調に推移 ~ 産室内映像配信と研究プロジェクト支援
オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃんのライブ映像が人気 ~ オリンカお母さんの手堅い育児
オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃん、冒険心を発揮し始める ~ 余裕のオリンカお母さん
by polarbearmaniac | 2015-02-20 21:30 | Polarbearology

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