街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カザフスタン・アルマトイ動物園の「国際ホッキョクグマの日」のアリコルの姿 ~ 氷のケーキのプレゼント

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アリコル Photo(C)zakon.kz

中央アジア・カザフスタンのアルマトイ動物園で暮らす25歳の雄のホッキョクグマであるアリコルについては今まで何度か投稿しています。 このアリコルは私が2011年の秋にロシア西端の飛び地であるカリーニングラードの動物園で会った、当時は世界最高齢の37歳だった故スネジンカの息子としてカリーニングラード動物園で生まれたいう点で私は彼に非常に興味があります。 このアリコルは最近、デンマークのオールボー動物園が雌のヴィクトリアとメーリクの繁殖上のパートナーとすべく白羽の矢を立てたことがあったわけですが、それは結局実現しませんでした。
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アリコルには以前、クリスティーナというパートナーがいたわけですが2009年に亡くなっています。 このクリスティーナという雌はどうも人工哺育のように人間によって育てられたホッキョクグマであるようで、アリコルとの間での繁殖への挑戦では毎年のように出産したものの育児放棄ばかりしていたそうです。 これはクリスティーナの母親としての本能の働きの発達が不十分だったからだという評価がなされているようです。 人工哺育された雌の個体は出産・育児を行わないという考え方からなされた解釈でしょう。 人工哺育されたフロッケが今回は出産・育児に成功していますが、それはフロッケが 「適応化 ("Socialization")」 に成功した雌の個体だったこと理由があると私は考えますがクリスティーナの場合はそれがうまくいかなかったということではないでしょうか。、 しかしアルマトイ動物園はそうしたアリコルとクリスティーナとの間に生まれたものの母親によって育児放棄された赤ちゃん一頭だけは人工哺育で育てることに成功したそうで、それがチェコ・ブルノ動物園のウムカというわけです。
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アリコル Photo(C)zakon.kz

さてこのアルマトイ動物園でも昨日27日に「国際ホッキョクグマの日」 (International Polar Bear Day /Международный день белого медведя) のイベントが行われ、アリコルに氷のケーキのプレゼントがあったそうです。ケーキの中には魚と果物、野菜などが入っており、アリコルは最初はどう食らいついていったらよいか思案していたらしく檻の中をグルグルとゆっくり歩いていたそうですが、やがてガリガリと氷に噛りついたあとはおいしそうにケーキを楽しんでいたそうです。 このアルマトイ動物園で「国際ホッキョクグマの日」のイベントが行われたのは今回あ初めてだそうです。
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アリコル Photo(C)zakon.kz

このTVニュース映像が入っていますのでご紹介しておきます。





(資料)
zakon.kz (Feb.27 2015 - В алматинском зоопарке белому медведю подарили рыбно-овощной торт)
NEWSru.com (Feb.27 2015 - Белого медведя в зоопарке Алма-Аты поздравили с праздником рыбным тортом)
Today.kz (Feb.27 2015 - В Алматы зоопарке белому медведю подарили рыбно-овощной торт)
КазИнформ (Feb.27 2015 - Алматинский зоопарк впервые отметил День полярного медведя)
(*追加資料)
ТК Алматы (Mar.2 2015 - Алматинский зоопарк ищет подругу для белого медведя Алькора)

(過去関連投稿)
カザフスタン・アルマトイ動物園、アリコルの独居の「孤独」
カザフスタン ・ アルマトイ動物園に暮らすアリコルへの朗報 ~ 動物園大改修計画による飼育環境改善へ
カザフスタン・アルマトイ動物園のアリコルの近況 ~ 地元のファンの温かいまなざし

(*カリーニングラード動物園関連)
カリーニングラード動物園を訪ねる ~ 老ホッキョクグマの姿を求めて
世界最高齢のホッキョクグマ、間もなく38歳になるスネジンカの姿に感激!
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by polarbearmaniac | 2015-02-28 07:00 | Polarbearology

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