街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

南米チリ・サンティアゴのチリ国立動物園の18歳のタコが亡くなる ~ 南米で早世した兄弟

a0151913_344150.jpg
タコ Photo(C)Publiometro

南米チリの首都サンティアゴにあるチリ国立動物園 (Zoológico Nacional de Chile) に暮らす18歳の雄のホッキョクグマであるタコ (Taco) が17日の金曜日の早朝に亡くなったことを同園が明らかにしました。死因については検死を行って明らかにするそうですが、その正式な結果はまだ発表されていないようです。亡くなる二日ほど前からタコは下痢と呼吸障害の症状が出ていたそうで獣医さんたちを初めとする複数のスタッフが懸命にタコの治療にあたったそうですが、その甲斐もなく亡くなってしまったという状況だったようです。飼育下で18歳で亡くなるというのは早死のような気がします。実はこのタコは2012年12月にアルゼンチンのブエノスアイレス動物園 で亡くなった雄のウィネル (Winner) と腹違いの兄弟なのですがウィネルも16歳で亡くなっているわけで、要するに南米の気候とホッキョクグマとの関係については微妙なものがあるということでしょう。
a0151913_3251161.jpg
タコ Photo(C)planetafeliz.cl

実はこのタコは飼育環境が不備であるという理由で昨年に5万5千もの署名によってカナダの動物園に移動させようとした運動があったそうです。こういった運動は南米に暮らすホッキョクグマたちのほとんどについて行われているようですが、果たしてこのタコの飼育環境が本当に悪かったのかどうかは判断が付きません。チリ国立動物園が制作したこのタコの追悼映像をご紹介しておきます。



このタコは1996年12月にオランダのロッテルダム動物園で生まれ一歳の時に腹違いの兄弟であるウィネルと共にこのサンティアゴのチリ国立動物園にやってきたわけですがウィネルは2008年にブエノスアイレス動物園に移動したわけです。タコとウィネルは父親が同じなのですが母親が違うわけで、その二頭の母親は同じ日に出産していたはずです。以下の映像は1997年3月にロッテルダム動物園でお披露目となった赤ちゃんですが、これがタコとウィネルのどちらなのかはわかりません。



謹んでタコの冥福を祈ります。

(資料)
Zoológico Nacional de Chile
(Apr.18 2015 - La partida de nuestro oso polar, Taco)
(Apr.19 2015 - Declaración pública con información adicional sobre la muerte de nuestro oso polar Taco)
Publimetro (Apr.17 2015 - Murió Taco: el oso polar del zoológico Metropolitano)
Nacional (Apr.17 2015 - A los 18 años murió Taco, el oso polar del Zoológico Metropolitano)

(過去関連投稿)
アルゼンチン・ブエノスアイレス動物園のウィネル、真夏の気温上昇による高熱症で亡くなる
by polarbearmaniac | 2015-04-20 06:00 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

ロシア・ペルミ動物園が間もな..
at 2017-09-23 00:30
大阪・天王寺動物園がゴーゴの..
at 2017-09-22 01:00
ロシア・西シベリア、ボリシェ..
at 2017-09-21 01:00
アメリカ・オレゴン動物園のノ..
at 2017-09-21 00:30
ピョートル(ロッシー)とクラ..
at 2017-09-20 06:00
ロシアのサーカス団の4頭のホ..
at 2017-09-20 00:30
デンマーク・オールボー動物園..
at 2017-09-19 01:15
ポーランド・ワルシャワ動物園..
at 2017-09-18 02:00
ロシア極東・沿海州、ハバロフ..
at 2017-09-17 03:00
ロシア・ノヴォシビルスク動物..
at 2017-09-16 06:00

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag