街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園のララ(ラーレ)のお別れ会が開催 ~ エメン動物園へ

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ララ(ラーレ) Photo(C)dpa

北ドイツの都市ブレーマーハーフェンの臨海動物園で一昨年の12月16日にヴァレスカお母さんから誕生した1歳の雌のララ(ラーレ)が欧州に飼育されている幼年個体としては異例とも思える早さでオランダへ移動することになったことはすでにご紹介していました。 このララ(ラーレ)のお別れ会が昨日の日曜日の11時からブレーマーハーフェン臨海動物園で行われララ(ラーレ)には氷のケーキのプレゼントがあったそうです。 その様子を見てみましょう。



この日だけで二千人もの人々が同園におけるララ(ラーレ)の最後の姿を見るために同園を訪れたそうです。 同園の最新の発表によりますとララ(ラーレ)は数日中にオランダのエメン動物園に向けて輸送されるそうです。 このララ(ラーレ)のエメン動物園到着に合わせる形でオランダ・ヌエネンの 「動物帝国 (Dierenrijk)」から2012年11月にフリーマスお母さんから誕生した雌のノルチェ (Noordje) もエメン動物園に到着するそうで、当面の間ララ(ラーレ)とノルチェは遊び友達となるようです。今年の年末にこの二頭はエメン動物園内の別の新施設に移るというスケジュールが明らかにされています。先日の投稿で述べたようにララ(ラーレ)はヌエネンの 「動物帝国」にワンタッチ後にエメン動物園に移動するということはなく、直接エメン動物園に移動することになったようです。 ごく最近のララ(ラーレ)の様子をご紹介しておきます。



また、昨日のララ(ラーレ)の様子を伝えるニュース映像です。



オランダのエメン動物園というのは欧州における雌の若年個体をプールする集中基地として新しく機能することとなり6歳前後まで雌の若年個体はこのエメン動物園で欧州域内で誕生した他の雌の若年個体と暮らした後に欧州域内の他の動物園に再配置となるわけです。 その際に雄の若年個体がプールされる集中基地となることが予定されているイギリスのヨークシャー野生動物公園から移動してくる雄の若年個体とペアになるというわけです。 これが新しい欧州のホッキョクグマの「集中基地システム」ということはすでに何回がご紹介してきた通りです。 我々には関係の無い遠い欧州のホッキョクグマ界のシステムのように見えて実は仮に札幌の円山動物園がララファミリーの個体と欧州個体の交換計画が実現した場合には我々は否応なくこの欧州の「集中基地システム」と向き合うことになります。 つまり欧州に移動するララファミリーの雌の個体は雌の集中基地であるオランダのエメン動物園に向けて旅立つでありましょう。 そして欧州から来る雄の個体は雄の集中基地であるイギリスのヨークシャー野生動物公園からやってくるというわけです。 おっと、もっともこれは円山動物園の個体交換計画が実現すればの話です。 私はその実現にはかなり懐疑的ですが。
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ララ(ラーレ) Photo(C)dpa

ともあれブレーマーハーフェン臨海動物園のララ(ラーレ)は雌の若年個体の「集中基地」となるオランダのエメン動物園に向け数日以内にヴァレスカお母さんに別れを告げることになります。

(資料)
Zoo am Meer Bremerhaven (Jun.2 2015 - „Tschüss Lale“ – Am Sonntag, den 07. Juni 2015 von 11.00-16.00 Uhr im Zoo am Meer in Bremerhaven)
Die Welt (Jun 7 2015 - Abschiedsparty für Eisbärin Lale in Bremerhaven)
Nordwest-Zeitung (Jun.7 2015 - Zum Abschied Eistorte für „Lale“)
kreiszeitung.de (Jun7 2015 - Abschiedsparty für Eisbärin Lale in Bremerhaven)
Radio Bremen Online (Jun 7 2015 - Eistorte für Eisbärin Lale)

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by polarbearmaniac | 2015-06-08 22:00 | Polarbearology

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