街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃんが無事に生後半年が経過

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「冒険家ちゃん」(左)と「甘えっこちゃん」(右)
(2015年4月30日撮影  於 オランダ・ロッテルダム動物園)

オランダのロッテルダム動物園で昨年12月2日にオリンカお母さんから誕生した双子の赤ちゃんたちですが無事に生後半年が経過しました。 同園はこの赤ちゃんたちの性別に関してまだ何とも発表していません。 来園者に呼びかけていた排尿シーンを撮影した映像がなかなか得られないのでしょう。 同園も全く焦ってないようですから大した問題ではないという大らかな考え方なのだろうと思います。 私は今年のGWに三回この動物園を訪問し、そして大いにこのオリンカ親子の観察を楽しみましたが、その簡単な訪問記は過去関連投稿をご参照下さい。 私の印象では雄の双子のように見えたわけです。 ごく最近のこの双子の赤ちゃんの様子を映像で見て見ましょう。

まずこれは一週間ほど前の映像ですが、オリンカお母さんが赤ちゃんに対してかなり手荒な遊びを行っています。



次は先月下旬の映像ですが、飼育展示場に見慣れない鳥が現れたために赤ちゃんたちは不安そうな様子です。 すっかり尻込みしています。 やがてオリンカお母さんはその鳥に突進して追い払ってしまったわけですが、赤ちゃんたちはまだ不安そうな様子です。



私はこの双子を観察して「冒険家ちゃん」、「甘えっこちゃん」と区別したわけですがロッテルダム動物園はそのHPのホッキョクグマ紹介のページに、一頭を “ondernemend” (これは「冒険好き」といった意味でしょう)、もう一頭を “nieuwsgierig” (これは「好奇心がある」という意味ですね)と区別しています。 これはなかなか面白いです。
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(C)Diergaarde Blijdorp

私の言う「甘えっこちゃん」が「好奇心ちゃん」と同じ個体であることは明らかですが、この「好奇心ちゃん」はオリンカお母さんに甘えているようでいて実は「冒険家ちゃん」の行動を興味を持って見ているというようなニュアンスだと理解してよいでしょう。 見方によって性格のどこに力点を置くかといったことの違いだろうと思います。 以下は4月下旬のこの双子の映像をスローで再生している映像ですが、これを見るとあまり性格差は感じないように思います。



このオリンカお母さんの今回の双子については、今のうちから注目しておいたほうが良いと思います。 どこにどんな縁が生じてくるかわかりません。

(資料)
Diergaarde Blijdorp (ijsbeer)

(過去関連投稿)
オランダ・ロッテルダム動物園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ オリンカが貫録の出産
オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃんは順調に推移 ~ 産室内映像配信と研究プロジェクト支援
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オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃん、冒険心を発揮し始める ~ 余裕のオリンカお母さん
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オランダ・ロッテルダム動物園の双子の赤ちゃんの近況 ~ 広々とした環境と偉大なる母の存在
オランダ・ロッテルダム動物園が双子の赤ちゃんの性別判定のため引き続き「排尿シーン」の写真提供を求める
オランダ・ロッテルダム動物園のオリンカお母さん、絶好調で揺るぎない今回の育児
(2011年春 ロッテルダム動物園訪問記)
ロッテルダム動物園へ!
親子3頭の同居? ~ 常識に挑戦したロッテルダム動物園の方法
泰然自若のオリンカお母さん、その貫禄の子育て
お母さんの庇護の下で自由を謳歌するヴィックス
(2015年春 ロッテルダム動物園訪問記)
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ロッテルダム動物園二日目 ~ オリンカお母さんと双子の赤ちゃん、性別差と性格差との境界線
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ロッテルダム動物園三日目 ~ 優れた母親の存在が寄与するホッキョクグマ体験の充実さ
by polarbearmaniac | 2015-06-09 23:30 | Polarbearology

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