街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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オーストラリア・シーワールドのヘンリーがカナダ・コクレーンの「ホッキョクグマ居住村」へ旅立ちが決定

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ヘンリー Photo(C)Sea World Gold Coast

私のロシア滞在中に発表された比較的重要なニュースを投稿しておきます。2013年5月9日にオーストラリア・クイーンズランド州、ゴールドコーストのシーワールド (Sea World) でリアお母さんから誕生した二歳となった雄のヘンリーがリアお母さんに別れを告げて10月初旬にカナダ・オンタリオ州 コクレーン (Cochrane) の「ホッキョクグマ居住村(Polar Bear Habitat)」に移動することが発表されています。ニュース映像をご紹介しておきましょう。



Queensland Polar Bear

Sea World’s much-loved polar bear Henry is jetting off to Canada for a mission that will be vital for the survival of his species. More on this in Queensland's #9News, TONIGHT at 6.00pm.

Posted by 9 News on 2015年8月20日




南半球のオーストラリアで約39年ぶりに誕生したホッキョクグマが、いったいどこの動物園に移動するかは興味のあるところだったわけですが、やはりカナダということになりました。現在コクレーンの「ホッキョクグマ居住村」にはトロント動物園に繁殖目的で頻繁に出張している12歳の雄のイヌクシュクの他には5歳の雄のガヌークが暮らしているわけですが、この「ホッキョクグマ居住村」は現在その飼育施設を大幅に拡張中であり、そういった事情についてシーワールドの飼育責任者がコクレーンに出張して確認し、ヘンリーが暮らす場所としては最適であるという結論を出したそうです。ヘンリーの父親であるネルソンはカナダの野生孤児出身であり、母親のリアはロシア・サンクトペテルブルクの女帝ウスラーダの娘でありカナダにはまだ入っていない血統である点からも、このヘンリーはホッキョクグマの繁殖計画の中に取り込まれていくことは間違いないでしょう。

いまさら言うまでもなく、このオーストラリアのシーワールドのネルソンとハドソンという現在11歳の雄の野生孤児の双子のうちの一頭は当初は男鹿水族館にやってくるはずだったわけですが、幼少期にこの野生孤児の双子を別れさせることは動物福祉(Animal walfare)の点から好ましくないと考えられ、二頭ともシーワールドで飼育されたわけです。そしてその代わりに男鹿水族館にやってきたのはシーワールドが権利を持っていたモスクワ動物園のムルマお母さんの息子、つまり豪太だったということです。

(資料)
Sea World (Aug.20 2015 - Bon Voyage Henry)
Cochrane Polar Bear Habitat, Canada (Aug.20 2015 - Henry the Polar Bear from Down Under Coming to Canada)
Timmins Press (Aug.20 2015 - Polar habitat adding bear from Down Under)

(過去関連投稿)
オーストラリア・クイーンズランド州、シーワールドでホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
オーストラリア・ゴールドコーストのシーワールドで誕生の赤ちゃん、元気に生後二週間が経過
オーストラリア・ゴールドコーストのシーワールドで誕生の赤ちゃん、元気に生後一か月が経過
オーストラリア・ゴールドコーストのシーワールドで誕生の赤ちゃん、生後9週間を経て産室内を歩き始める
オーストラリア、ゴールドコーストのシーワールドで5月誕生の赤ちゃんが遂に戸外へ! ~ 性別は雄(オス)
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オーストラリア・ゴールドコースト、シーワールドのヘンリー、元気一杯に遊び回る ~ リアお母さんの母性
オーストラリア、シーワールドのヘンリーのハロウィーン ~ エンリッチメントとしての意味付け
女帝ウスラーダとシモーナ、コーラ、リアの三頭の娘たち ~ 偉大な母親たちの三代の系譜
オーストラリア・ゴールドコーストのシーワールドで生後7ヶ月が経過したヘンリーの近況
オーストラリア・ゴールドコースト、シーワールドのヘンリーが間もなく一歳へ
オーストラリア・ゴールドコースト、シーワールドのヘンリーが満一歳となる ~ お誕生会が開催
オーストラリア・ゴールドコースト、シーワールドのヘンリーがリアお母さんと共にメインの展示場に登場

(*以下、コクレーンの「ホッキョクグマ居住村(Polar Bear Habitat)」関連)
カナダ・コクレーン、ホッキョクグマ保護施設のナヌークの死 ~ 安住の地で波乱の生涯を終える
カナダ・オンタリオ州、コクレーンのホッキョクグマ保護教育生活文化村の苦闘 ~ 新しい個体を求めて
カナダ・サンフェリシアン原生動物園の双子、旅立ちの時来る ~ 2頭共にケペック水族館へ
カナダ・コクレーンのホッキョクグマ保護教育生活文化村にホッキョクグマ戻る ~ ガヌークの近況
カナダ・コクレーンのホッキョクグマ保護施設のガヌークが発揮した「画才」
カナダでの飼育下期待の星、イヌクシュクの物語
カナダ・コクレーン、保護教育生活文化村のイヌクシュク、繁殖への期待を担って再びトロント動物園へ
カナダ・コクレーン、保護教育生活文化村へのイヌクシュクの帰還とEAZAの狙うミラクの欧州域外流出阻止
カナダ・コクレーン、保護教育生活文化村にイヌクシュクが無事帰還 ~ 息子のガヌークの近況
カナダ・オンタリオ州 コクレーンの保護教育生活文化村に暮らすイヌクシュクとガヌークの父子の近況
カナダ・オンタリオ州 コクレーンの保護教育生活文化村へ州政府から援助金 ~ ガヌークの近況
カナダ・コクレーン、ホッキョクグマ保護教育生活文化村での新しい試み ~ おもちゃに臭いを付着
カナダ・オンタリオ州コクレーン、「ホッキョクグマ居住村 (Polar Bear Habitat)」を紹介した日本のTV番組
by polarbearmaniac | 2015-08-25 18:00 | Polarbearology

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