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熊本市動植物園のマルル、とくしま動物園のポロロの預託期間が1年延長へ ~ Polar Bears on call

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マルル(2015年11月21日撮影 於 熊本市動植物園)
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ポロロ(2015年12月5日撮影 於 とくしま動物園)

本日1月12日付けの報道によりますと、熊本市動植物園は本日1月12日、札幌市の円山動物園から預かっているマルルの受け入れを来年1月まで1年延長すると発表したとのことです。さらに、とくしま動物園のポロロについても同様となると報じています。
*追記1 - 徳島についても四国放送の報道で札幌から延長の回答があったそうです。)
*追記2- とくしま動物園から正式発表がありました。「この度、円山動物園のご好意により、預託期間が1年間延長されました。延長後の預託期間については、期間満了時に改めて協議することになります。」と述べられています。)
*追記3 - 13日付の毎日新聞・徳島地方版の報道によれば、円山動物園はポロロが繁殖適齢期になるまで預けておきたいということが意向として報じられていますが、それは円山動物園の担当者の「まだ繁殖に臨む年齢ではなく...」を曲解した記者の憶測でしょう。)
*追記4 - 徳島新聞の13日付けの報道では円山動物園が預託期間を延長した理由は「将来は国内外の動物園でペアにして繁殖を進める予定だが、まだ繁殖できる年齢に達しておらず、移動させる必要性がない。」ということだったからだそうです。つまり、ポロロ、そしてマルルは海外との交換個体候補にもなっていることを意味しているわけです。)

熊本市動植物園のマルルと、とくしま動物園のポロロの札幌・円山動物園からの預託期間が来年2017年1月まで1年延長されることになったと報じています。まあこれは不思議な話ではありません。マルルとポロロを円山動物園に戻すことは仮に現在でも二頭一緒に飼育されているというならばスペース的には可能ですが、一度引き離していますので再度一緒にするということはいろいろと問題が生じてくる可能性はあります。海外との交渉も外に出た形では目立った動きがありません。キャンディの問題やらホッキョクグマの新飼育展示場の建設工事などの影響を考えれば現時点では預託期間の延長を余儀なくされたのは自然な流れであったとも言えます。この点については昨年6月の投稿である「熊本のマルルと徳島のポロロの預託期間延長はあるか? ~ 霧の中の日本のホッキョクグマ界」をご参照下さい。

遊び好きのマルル(2015年11月21日)

何かを期待するポロロ(2015年12月5日)

さて、私は今から二年前に「札幌・円山動物園のマルルとポロロが移動先で2年間限定預託であることの意味は何か?~ その後を予想する」というという投稿を行っています。その投稿でこの「2年間限定の預託」の解釈についてA,B,Cの三つの可能性について考えたわけでした。そこにおいて私はCの可能性、すなわち「マルルとポロロはおそらく間違いなく2年間で熊本と徳島から去る」という予想を行ったわけです。その予想の前提には「イコロ問題」の解決とアイラが国外に去る可能性を予測していたからでしたが、現実には前者は解決しましたが後者は動きがないように見えます。そうなるとBの可能性、つまり「『 2年間』としたのは、円山動物園はとりあえずその期間を目途として預託を行っておいて、期限が切れる一定期間前に契約を延長するかどうかを決めたいと考えているという意図からである。」という状況が現実となっていることを意味していると考えられます。

現時点におけるララの子供たちの将来については、再び稿を改めてまた考えてみたいと思っています。

*追記1 - 四国放送の報道では「借り受けの期限が今月22日に迫っていて、とくしま動物園が引き続き、ポロロを飼育したいと円山動物園に相談したところ、先月、1年間延長するとの回答があったということです。とくしま動物園では将来的には円山動物園からオスも借り受け繁殖させたいとしています。」と報じていますが、要するにとくしま動物園からの相談を受けて初めて回答したということですね。いささか心もとないような気がします。それからとくしま動物園は円山動物園から雄を借り受けて徳島で繁殖に挑戦したい意向のようですが、そういった雄は日本には同世代にもいないわけですので無理な話でしょう。)
*追記2 - 13日付の朝日新聞の報道によれば、とくしま動物園が円山動物園に預託期間延長を打診したのは昨年5月のことであり、円山動物園は12月に内諾したということだそうです。昨年5月の段階では必ずしも円山動物園は態度が明らかではなかったということです。いろいろな憶測も湧いてきそうです。)

(資料)
産経新聞(Jan.12 2016 - 「もう1年いられるよ!」ホッキョクグマのマルルとポロロ 熊本、徳島への預託延長
(追加資料)
四国放送(Jan.12 2016 - ホッキョクグマのポロロ 来年1月まで徳島に)
とくしま動物園(Jan.12 2016 - ホッキョクグマ「ポロロ」預託期間について
朝日新聞(Jan.13 2016 - ポロロ、滞在1年延長 とくしま動物園のホッキョクグマ
毎日新聞(Jan.13 2016 - ポロロ、まだまだ会えるよ とくしま動物園、借り受け1年延長 /徳島)
徳島新聞(Jan.13 2015 - ホッキョクグマの貸与期間、1年間延長 とくしま動物園

(過去関連投稿)
ノルウェーの極地動物園、ララの子供たちの入手を狙い円山動物園と接触か? ~ 報道内容の真偽を検証する
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札幌・円山動物園のマルルが熊本、ポロロが徳島の動物園に移動が決定 ~ ララの2年サイクル繁殖が継続へ
札幌・円山動物園のマルルとポロロが移動先で2年間限定預託であることの意味は何か?~ その後を予想する
ララの子供たちの将来(下) ~ ドイツ・ハノーファー動物園のシュプリンターとナヌークのハロウィン
熊本のマルルと徳島のポロロの預託期間延長はあるか? ~ 霧の中の日本のホッキョクグマ界
札幌・円山動物園のオクタヴィアン(仮称)は雌(メス)と判定 ~ エメン動物園行き決定的か?
by polarbearmaniac | 2016-01-12 18:00 | Polarbearology

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