街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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回想のマルルとポロロ(2)~ 2013年秋の札幌

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ララ(右)とマルル(左)、ポロロ(中央)(2013年11月24日撮影)

2012年12月8日に札幌で誕生した雌の双子であるマルルとポロロの翌年2013年の姿を映像で回想するシリーズの2回目です。今回は秋のこの双子とララお母さんの姿を振り返ってみたいと思います。ご紹介する映像はすでに当時に各投稿でアップしていたものですが、当時使用したメモリーカードから別の映像サイト(Vimeo)にオリジナルの画質で再アップロードしてみました。映像ソフトによる編集・修正は一切行っていません。今回はそういったもののうち収録時間の長い映像を中心に再度ご紹介しておきたいと思います。こういった長い映像というのは、まるで自分が動物園に行って彼らの姿を観察しているといった気分が蘇ってくるような気がして私にはなにか懐かしくなってくるからです。

まず9月8日の映像です。注意しておかねばならないのは、この年の秋にララ親子はこの展示場の改装工事によって展示場所が変更になったわけで、この9月7日と8日の訪問はそれまでの展示場に暮らしていたララ親子に会った私にとっては最後の日でした。リラの一般公開の時にはすでに改装されていたというわけです。

午後遅くのララ母娘の水遊び(2013年9月7日)
Lara and her twin cubs of one late Saturday afternoon
near the closing time, at Sapporo Maruyama Zoo


おもちゃとリンゴをもらうララ母娘(2013年9月8日)
Lara and her twin cubs get toys and apples, at Sapporo
Maruyama Zoo, Japan


これから一週間後に札幌に行った時にはララ親子は「世界の熊館」のまったく反対側の展示場に移動していたわけです。やはり新しい場所にはララお母さんは警戒的な態度が見えました。

新居に警戒心を持つララお母さん(2013年9月15日)
Lara and her cubs do not feel always easy to the new
exhibit of Sapporo Maruyama Zoo, Japan


プールが狭くて本当に可哀想でした。

プールのマルルとポロロを監視するララお母さん(2013年9月16日)
Lara and her twin cubs on one rainy Monday at Sapporo
Maruyama Zoo, Japan


さて、それから9月24日にマルルの壕への転落落下事故というものがあったわけですが、マルルは奇跡的に無傷でした。まさに神の恩寵だったと思います。このマルルを心配しながらも私は秋のロシア遠征に出かけました。その間にララ親子は格子のある狭い場所に入れられてしまったわけです。私がロシア遠征から帰国した少し経った頃に転落防止用の柵が設けられ、そしてララ親子は再びこの展示場に姿を現したというわけでした。しかしやはりララお母さんは最初は非常に警戒的でした。さすがに優れた母親はこういった姿勢を見せるわけです。

展示場のプールを注意深く泳ぐララお母さん(2013年11月2日)
Lara goes into the water cautiously after moving back
to the renovated exhibit with her twin cubs


しかしこの親子の基本的な姿は全く変わらず、見ている来園者は胸を撫でおろしたというわけです。


娘たちを軽くあしらうララお母さん(2013年11月3日)
Lara keeps company with her twin cubs, at Sapporo Maruyama Zoo, Japan

11月中旬過ぎから「世界の熊館」閉鎖に伴うララ親子の観覧制限が始まり13時30分から2時間という変則的な観覧時間が設定されたわけでした。今にして思えばですが、果たしてこれは正しかったでしょうか。私は疑問に感じています。観覧制限期間はこの親子は音の影響を考慮しておもちゃも与えられなくなってしまったわけですが、それも疑問だと思います。そういった音が奥まで聞こえるとは私には考えにくいわけです。むしろララがガンガンと扉を叩く音のほうがはるかに奥まで聞こえるはずです。明らかに過剰な観覧制限だったと思います。

次の三つの映像はずれも11月24日の映像ですが、合計すると約40分間あり、一日二時間という観覧制限時間の三分の一をカバーする長さです。特に最初と二番目の映像はさすがにララの素晴らしさを遺憾なく発揮しているシーンだと思います。これも今にして思えばですが、二時間という観覧制限時間を全て動画で撮影しておくべきでした。そのほうが、自分が動物園に行って実際に彼らの姿を見ているという貴重な時間をそのまま保存できただろうと思います。


「岩場」の周りで時を過ごすララ親子 (2013年11月24日)
Lara plays with Marle and Porolo around the rock
platform, at Sapporo Maruyama Zoo, Japan



ララ親子(ララとマルル)の激しい水遊び (2013年11月24日)
Lara the polar bear plays with Marle and Porolo in the
water, at Sapporo Maruyama Zoo, Japan



食事の時間が気になるララ親子 (2013年11月24日)
Lara and her twin cubs request for the immediate feeding time, at Sapporo Maruyama Zoo, Japan

撮影した人間は下手ですが、登場しているララ親子、特に母親ララの力量は抜群であるということを想いださせてくれるわけです。

そして12月となって本格的な冬が到来しますが、それ以降はまた次の機会に投稿します。





使用 SONY HDR-CX720V

(過去関連投稿)
回想のマルルとポロロ(1)~ 2013年初夏の札幌
by polarbearmaniac | 2016-02-16 23:55 | Polarbearology

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