街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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デンマーク・コペンハーゲン動物園、ノエルとボリス(イワン)の有望なペアの繁殖への期待と挑戦

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(C)Zoologisk Have

ペアが繁殖適齢期になっており、互いに血統的にも問題はなく、そして飼育環境も悪くなく繁殖に対する知識と理解に恵まれている動物園で飼育されていても簡単には赤ちゃん誕生のニュースが流れてこないといったケースは世界の動物園では多くあり、それは特別珍しいといったことでもありません。デンマークの首都のコペンハーゲンの動物園で飼育されている12歳の雌のノエルと10歳の雄のボリス(現在は地元ではイワンという名で呼ばれています)もそういったペアの一つです。私はこのノエルとボリスのペアについては内心かなり応援しているわけで、それは私が以前に彼らに会ったことがあるというだけではなく、日本に彼らと関係の深いホッキョクグマが飼育されているといったことにもあります。ノエルは上野動物園のデアの一番上の姉でありボリスは男鹿水族館の豪太の弟にあたることは何回がご紹介してきました。このノエルとボリスのペアに昨日2月19日にコペンハーゲン動物園で4トンの雪のプレゼントのイベントがありました。その様子を同園が公式映像で紹介していますのでご紹介しておきます。



上の映像で一つご注目いただきたい点はノエルの腹部です。以前にご紹介していますがノエルは昨年10月に超音波診断を受けているのですが、その際に体毛を剃られているわけで、同じ診断を受けた札幌・円山動物園のデナリと同様に黒い地肌がまだ見えているということがこの映像でも確認できるわけです。

昨年の繁殖シーズンにこのノエルが繁殖に成功できなかった理由の一つには、やはりこの秋口にかけての彼女に膀胱または子宮に感染症の疑いのある症状が見られていたということがあった可能性は十分にあるように思います。超音波診断によってそれは否定sだれたわけですが精神的にも落ち着かない状態であったことは間違いないと思うからです。

さてここで昨年1月のノエルへの肉のプレゼントのイベントの映像もご紹介しておきます。斜め上を見ながら登場するノエルの姿は妹である上野動物園のデアの姿そっくりです。



昨年はこの後の2月になってノエルの出産準備のためにスカンジナヴィア野生動物公園に預けられていたボリス(イワン)がコペンハーゲン動物園に帰還したというわけでした。その映像も再度ご紹介しておきます。



ともかくノエルというホッキョクグマは非常に神経質なようで、相当に注意深く配慮しないとなかなか繁殖には成功しないかもしれませんが、やはり欧州では期待のペアでしょう。彼らの血統は欧州ではそれほど多いというわけではないからです。

(資料)
Zoologisk Have (Is til isbjørnene/Isbjørnene fik 4 ton is)

(過去関連投稿)
デンマーク ・ コペンハーゲン動物園の新施設 “Den Arktiske Ring” の完成 ~ 期待される若年ペアの繁殖
デンマーク・コペンハーゲン動物園のボリスがスカンジナヴィア野生動物公園に期限付きで移動
デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園に出張中のボリスがコペンハーゲン動物園に帰還
デンマーク・コペンハーゲン動物園のノエルが超音波検査を受ける ~ 今年の繁殖成功は困難か?
デンマーク・コペンハーゲン動物園で男がホッキョクグマ展示場に侵入 ~ 警告発砲を受けたボリスは無事
デンマーク・コペンハーゲン動物園のボリスに2.5トンの雪のプレゼント
(*2011年7月コペンハーゲン動物園訪問記)
コペンハーゲン動物園のホッキョクグマたちに挨拶 ~ 豪太の弟に遭遇!
コペンハーゲン動物園のボリスとノエルに、魚とウサギのプレゼント
コペンハーゲン動物園での新施設建設とボリスとノエルの繁殖への期待
by polarbearmaniac | 2016-02-20 19:30 | Polarbearology

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