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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明

ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明_a0151913_21191396.jpg
Photo(C)Zoo am Meer/dpa

北ドイツのブレーマーハーフェン臨海動物園(Zoo am Meer Bremerhaven)で昨年12月11日に11歳のヴァレスカお母さんから誕生した一頭の赤ちゃんですが本日、4分間だけヴァレスカお母さんから引き離されてワクチン接種や健康診断が行われるのと同時に性別チェックが行われ、雌(メス)と判明したとのことです。二年前の最初の赤ちゃんだったラーレが同時期に体重が8.7キロだったものの今回の赤ちゃんは測定で11.1キロもあったとのことです。
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明_a0151913_2120360.jpg
Photo(C)Zoo am Meer

前回もご紹介していましたが担当飼育員さんは性別について雄(オス)だろうというかなりの自信を示していたわけですが、やはりモニターカメラによる産室内の様子だけでは予想は難しいということでしょう。(*追記 - 報道映像をご紹介しておきます。)



実は最近オランダの動物園などは従来のこういった性別チェックではなく赤ちゃんの行動を非常に注意深く長時間観察して判定の材料とするといった方法を用いるようになりました。私が昨年の4~5月にレネンのアウヴェハンス動物園に行った際ですがスタッフがノートにA,Bという二つの欄を分けて、二頭の赤ちゃんの行動を非常に詳しく観察して同じ場面でどういった行動の違いがあるのかについて書き込むといった作業を行っていたのを見たことがあります。椅子を持ち込んでじっくりと腰を落として真剣に観察し、そしてメモを取っていました。このような手間までかけて行動をチェックするというのは従来のように母親から短時間でも引き離すことは赤ちゃんのストレスになるので極力やめたいというのが動機だと聞いています。こういったあたりはオランダ人の感じ方のように思います。今回のこの赤ちゃんの性別判定の際にもかなり激しくこの親子は抗議の姿勢を示したようですが、終了するとこの赤ちゃんはまるで何事もなかったかのように早速ヴァレスカお母さんの乳をむさぼるように飲んでいたそうです。この下の映像は一昨日2月21日の産室内の様子です。



早速この赤ちゃんの名前の公募も始まるそうです。応募されたい方はこちらのページを開いていただき御応募下さい。3月4日が締切だそうで、条件としては北ドイツと関連のある名前ということだそうです。そういえばノヴォシビルスクのシルカファンの方々が今回ゲルダお母さんの産んだ赤ちゃんは雄か雌かという予想をネットで始めていました。なにかと気になるところなのでしょう。

(資料)
Nordwest-Zeitung (Feb.23 2016 - Das Geheimnis um den kleinen Eisbär ist gelüftet)
WESER-KURIER (Feb.23 2016 - Es ist ein Mädchen!)
Radio Bremen Online (Feb.23 2016 - Es ist ein Mädchen!) (Eisbärenmädchen sucht Namen! Habt ihr eine Idee?)

(過去関連投稿)
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の赤ちゃんと母親の大晦日はピアノ音楽で暮れる
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の赤ちゃんが間もなく生後一ヶ月へ
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園で誕生の赤ちゃんが生後40日を無事経過
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんが生後50日を無事経過
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の赤ちゃんの性別への憶測 ~ 性別差と性格差による行動差
by polarbearmaniac | 2016-02-23 21:00 | Polarbearology

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