街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんの愛称の「ジュノー」が正式な名前として採用となる

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ジュノー  Photo(C)Toronto Zoo

カナダのトロント動物園で昨年の11月11日に誕生し人工哺育されている雌の赤ちゃんのジュノー(愛称 - Juno) は今週の土曜日の「国際ホッキョクグマの日」に一般にお披露目となるわけですが、それに先立って同園はこの赤ちゃんの正式な名前として従来からスタッフによって付けられていた「ジュノー (Juno)」という名前を正式な名前として採用することになったことを発表しました。昨日行われた命名式とジュノーの様子をご覧いただきましょう。カナダ陸軍の第四師団の副司令官も参加してインタビューに答えていますが、何故陸軍が参加したかは下で述べておくこととします。尚、音声はonにして下さい。可愛さ発散といった感じのジュノーです。







この今回の赤ちゃんの誕生した11月11日はカナダなどの英連邦諸国にとっては "Remembrance Day" にあたり、第一次世界大戦終結を記念して定められた記念日となっており、またカナダ第3歩兵師団が第二次大戦におけるノルマンジー上陸作戦に参加した上陸地点を示す「ジュノー・ビーチ (Juno Beach)」に由来しているそうです。トロント動物園は本来はスタッフが付けた愛称である「ジュノー」をこうして正式な名前とすることによってカナダのプライドを示し、そしてカナダを代表する動物であるホッキョクグマにこの名前を付けたと述べています。カナダ陸軍も賛同を示し、このホッキョクグマのジュノーに「兵卒(Private)」の階級を与えてマスコットとしてカナダ陸軍の一員として位置付け、そして毎年の誕生日には一階級ずつ昇進させていくということだそうです。カナダ陸軍の第四師団の副司令官がトロント動物園を訪れてジュノーのカナダ陸軍への採用と階級授与のセレモニーも命名式と同時にあったということです。我々には全く馴染のない、軍隊によるホッキョクグマへのお祝いといったところです。カナダ国民にとっては親しみを感じさせているのがカナダ軍だという理解でさほど大きくは間違ってはいないと思います。

(資料)
CBC.ca (Feb.25 2016 - Toronto Zoo unveils name of female polar bear cub)
CTV News (Feb.25 2016 - Meet Juno: Toronto Zoo names polar bear cub)
Globalnews.ca (Feb.25 2016 - Female polar bear cub at Toronto Zoo named ‘Juno’)

(過去関連投稿)
カナダ・トロント動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 母親の母乳が出ずに人工哺育へ
カナダ・トロント動物園の人工哺育の赤ちゃんのジュノー、危機的状況から回復の事実が明らかになる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている赤ちゃんのジュノーが生後6週間経過となる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている雌の赤ちゃんのジュノーが間もなく生後二か月へ
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている雌の赤ちゃんのジュノーが無事に生後二ヶ月となる
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが生後三か月となり初めて室外へ
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが27日の「国際ホッキョクグマの日」より一般公開へ
by polarbearmaniac | 2016-02-26 06:00 | Polarbearology

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