街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシアのサーカス団の4頭のホッキョクグマたちがヴォルガ河下流のサラトフで新演出の公演へ

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Photo(C)Версия-Саратов

サーカスのホッキョクグマ調教師であるユリア・デニセンコ女史とその夫であるユーリ・ホフロフ氏がその都市のサーカス団に参加する形で四頭のホッキョクグマであるモーチャ (Мотя)、ウムカ (Умка)、クノーパ (Кнопа)、ドーラ (Дора)を引き連れて巡業を続けていることは今までも彼らの動向を追い続けてきた中でご紹介していました。
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このたび彼等はヴォルガ河流域の都市であるサラトフのサーカス団(Саратовский Цирк)に参加し、近年行ってきた"Северное сияние"(「北の光」- オーロラ)という出し物ではなく新しい演出である«Шоу белых медведей»(「ホッキョクグマショー」)という演技をホッキョクグマたちが19日から行うことを報道は伝えています。その最終リハーサルの映像が公開されましたのでご紹介しておきます。



ユーリ・ホフロフ氏によれば、このホッキョクグマたちの好物は牛肉であり、一頭が一日に9キロをたいらげるとのこと。ベーコンやリンゴなどは食べないそうです。魚はきれいに切って頭の部分は除いて与えるそうです。

ともかくこの四頭のホッキョクグマたちがケガや病気がなく無事にサーカスで演技を行っていることは彼らにとって「不幸中の幸い」とでも言ってよいかもしれません。私はホッキョクグマがサーカスで演技することは到底支持できませんが、一方で彼らがサーカス団を去ればその後に安住の余生を送ることができるかといえば、その保障は全くなく、劣悪な環境である巡回動物園に送られてしまう危険性は否定できないという点があるわけです。この四頭の近況を追い続けながら彼らの幸運を祈る以外になすすべがないといったところなのです。とにかくケガや病気のないようにと祈るばかりです。

(資料)
Саратовский цирк ("ШОУ БЕЛЫХ МЕДВЕДЕЙ")
РИАСАР (Mar.16 2016 - В цирк привезли белых медведей)
Версия-Саратов (Mar.18 2016 - В саратовском цирке стартует новое шоу с самыми опасными хищниками на Земле)
FreeNews-Volga (Mar.18 2016 - В Саратовском цирке покажут новую программу «Шоу белых медведей»)
ИА Версия, Саратов (Mar.18 2016 - В саратовском цирке стартует новое шоу с самыми опасными хищниками на Земле)

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by polarbearmaniac | 2016-03-19 01:00 | Polarbearology

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