街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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地震とホッキョクグマ ~ 他の動物たちよりも揺れには非常に鈍感でストレスも感じない模様

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マルル(2014年4月19日撮影 於 熊本市動植物園)

熊本地方を中心として発生し続けている地震、本当に終息する様子が見られません。熊本市動植物園は昨日午前2時頃に動物たちは全て無事であると正式発表してはいますが、本日の午前1時半頃の地震は一昨日の地震以上の強さであり、こちらのほうが本震だそうです。「動物たちは無事である」という昨日の発表での園内の状態がそのまま現在まで維持されていると楽観的に考えることはかなり難しいかもしれません。仮に万が一でも園内で火災でも発生して煙が発生すれば、動物たちには重大で深刻な被害をもたらせかねません。(*追記 - 飼育員さんのお一人は「泊まり込みで(動物たちを)監視している」とおっしゃっています。また、今日の「本震」発生後も動物たちの無事を確認してるというメッセージを個人として発しています。さらに別の情報によると動物たちへの給水関係の設備に被害があったようです。)

2011年3月11日の東日本大震災の当時は移動直後でまだ一般公開されていなかった浜松市動物園のキロルは、大地震のあった瞬間にたまたま短時間だけ展示場に出してもらっていたそうです。その時のキロルの様子を見た方の証言によりますと、地震の瞬間にもキロルは「どこ吹く風」という感じで地震の揺れにも全く動じなかったそうです。むしろライオンのほうが動揺していたらしいとのこと。ホッキョクグマは地震に恐怖感を抱かないということを示す別の例を御紹介しておきます。以下の映像は2011年にアメリカのメリーランド動物園での地震の発生した瞬間のホッキョクグマの姿です。



全く揺れを感じていないようですね。なるほど、ホッキョクグマは地震の揺れには鈍感であまり恐怖感を抱かないというのは事実であるようです。鈍感であるならばストレスなど感じないということになるでしょう。しかしいくら彼らが地震には鈍感らしいとはいっても揺れの程度問題ということはあるでしょう。
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こういったことでホッキョクグマ(マルル)は大丈夫かもしれませんが、問題はその他の動物たちです。「ロシア・ウラル地方、チェリャビンスク動物園の動物たち、近郊への隕石落下の被害から全頭無事が確認 」という投稿でもご紹介したのですが、動物たちによってはケガはなくても非常にストレスを感じる種がいるわけで、おそらくそういった動物たちは熊本市動植物園にも間違いなく多く存在しているものと思われます。熊本市動植物園の昨日の「無事である」という発表はケガをしたり脱走した動物はいないというだけのことであって、動物たちがストレスで摂食しなくなるようなことがあれば非常に心配です。







(過去関連投稿)
ロシア・ウラル地方、チェリャビンスク動物園の動物たち、近郊への隕石落下の被害から全頭無事が確認
キロル、そして二つの大きな地震災害の不思議な因縁に思う
熊本市動植物園の動物たちは全て無事が確認! ~ 同園が本日深夜の午前2時頃に正式発表
by polarbearmaniac | 2016-04-16 04:00 | Polarbearology

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