街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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大阪・天王寺動物園のバフィン親子が6月に浜松市動物園へ移動することが発表される

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バフィンとモモ(2015年3月10日撮影)

本日4月22日、大阪市より発表があり天王寺動物園で飼育されている現在24歳のバフィンと彼女の娘の一歳のモモが6月に浜松市動物園に移動することが明らかにされました。お別れ会開催日及び移動日については追って発表があるそうです。
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(2015年3月14日撮影)

このバフィン親子の浜松への移動が近いというのはかつてから予想されていたことで、ほぼ既成事実として多くのファンには受け止められていたとはいえ、やはりいざ発表となりますといろいろな感慨をおぼえます。私はバフィン親子の移動はGW前ではないかと予想したこともありましたが、バフィンの健康問題その他の諸事情で今回の6月となった移動はそれほど意外とも言えないとも感じます。白浜のゴーゴは事実上6月一杯で、成否はともかくとしても「任務完了」となるはずですので、バフィン親子にかわってゴーゴが大阪に帰還することもほぼ確実ではないかとも思いますが、いつゴーゴが大阪に帰還するかについてはまだ何とも言えないように思います。
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(2015年3月21日撮影)

これは私の憶測で何の根拠もありませんが、バフィン親子のお別れ会は5月中ではないかと思っています。そうなると5月29日の日曜日がお別れ会になるような予想をしています。6月にお別れ会が行われるとすれば、6月5日ではないでしょうか。
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(2015年3月28日撮影)

移動用ケージというのは通常の場合では一頭しか収容しないはずです。ホッキョクグマの親子を同時に他園に移動させたというケースは少なくとも本ブログ開設後には世界でも全くその例がありません。モモも体が大きくなっていますので、移動用ケージは安全上の理由から二つ用意することになるはずですが、それぞれのケージに収容するために一度親子を引き離さねばならないでしょう。これがやや気になるところですね。大阪から浜松へはそう距離が長くはないですが親子のストレスは比較的大きいように思うわけで、何らかの配慮(たとえばトラックは二台ではなく一台にして、移動用ケージの壁て隔てられて互いにその姿は見えないにしても声や匂いは互いで認識できるようにしてやるとか)は、可能ならばしてやってもよいと思います。ただし今回の移動は空輸で行われるわけではないためIATAの運送規約に適合したケージである必要がないため、規格外の大きなケージを用意できればケージは一つで済むかもしれません。そしてこのほうが輸送費用が安くなるはずですが安全面に大きな課題があります(たとえばストレスで一方が他方を傷つける可能性とか)。
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[2015年5月23日撮影)

バフィン親子の移動の発表が近々にあるだろうとは思っていましたし、今日はそうした発表のある「魔の金曜日」でした。冷静に受け止める以外にはありません。親子一緒に移動という点で、今までの札幌のララ親子の別離のケースよりは幾分救われた気持ちにはなります。ただし今年の一連のホッキョクグマの移動は、その内容はともかくとして移動の時期には大きな疑問を感じます。ツヨシの遅すぎる移動、キロルとバフィン親子の早すぎる移動などです。今回の大阪市のバフィン親子移動の発表がGWのイベント案内の中に記載されるなど気になる点もあります。こうした一連のホッキョクグマの移動が仮に万が一にでもGWの集客を狙ってのことであれば(来園したからGWに見に来てほしい or いなくなるからGWに見に来てほしい)、やはり問題でしょう。

モモを水に親しませようとするバフィン
Baffin the polar bear pushes her female cub to the water at Tennoji Zoo, Osaka, Japan on Mar.28 2015.


バフィンを困らせるモモ
Baffin the polar bear mother is annoyed by her cub Momo, at Tennoji Zoo, Osaka, Japan, on Jun.13 2015.


(*後記 - 飼育員さんがブログに書いていらっしゃいますが、やはりバフィン親子とシルカの飼育は「際どいバランスで」を続けてきており「ソフト面でのカバーは限界」と感じていらっしゃるようです。「交代展示」は薄氷を踏む思いの一年だったということなのでしょう。となればやはり6月初頭に移動日が設定されるように思います。先日のバフィンの体調不良さえなければ、実は当初は今月4月中に親子の移動が行われることになっていたのだと考えて大きな間違いではないようにも思います。)

(資料)
大阪市(Apr.22 2016 - ゴールデンウィークは天王寺動物園で様々なイベントを行います)
あべの経済新聞 (Apr.22 2016 - 天王寺動物園のホッキョクグマ「バフィン」と「モモ」、浜松市動物園へ)

(過去関連投稿)
浜松市動物園のキロルが釧路市動物園へ ~ 注目すべきバフィン親子の浜松帰還時期
大阪・天王寺動物園のモモの将来のパートナーを考える ~ 「二大血統」の狭間で苦しい展開を予想
by polarbearmaniac | 2016-04-22 15:00 | Polarbearology

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