街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

アメリカ・トレド動物園のクリスタル親子の近況 ~ 北米で最高との評価を持つクリスタルの育児を探る

a0151913_20184668.jpg
クリスタルお母さんとホープ Photo(C)Toledo Zoo

昨年の繁殖シーズンに世界の動物園で誕生したホッキョクグマの赤ちゃんたちの様子を追っていますが、特定の親子に集中してはいけませんので、今回は比較的情報の少ないアメリカ・オハイオ州のトレド動物園で昨年12月3日にクリスタルお母さんから誕生した雌(メス)のホープについて見ていきましょう。このホープは今月6日にやっと一般公開されたわけですが、実はその前の4月20日に報道陣にのみ公開されており、その際に多くの映像が撮影されていますので、それらは以前の投稿でもご紹介していました。
a0151913_20195130.jpg
Photo(C)Toledo Zoo

母親のクリスタルは現在17歳ですが今回のホープを含めて6頭の成育に成功しています。現在アメリカでは最も評価の高い母親なのですが、その育児スタイルといったものは映像だけではうまく把握できないのが残念です。ただし前回のスーカーとサカーリの双子、前々回のシークーなどとの映像を見た限りでは、子供たちを突き放すといった母親ではなく非常に関与性が高い母親だという印象でしたが、今回のホープとの映像はそういった以前の印象がより強く感じられるように思っています。5月6日の一般公開開始から現在に至るまでの映像は非常に少ないのですが、その中でも以下の映像はなかなかこの親子の間の関係をよく示しているようにも思います。



このホープはロシア・ノヴォシビルスク動物園で誕生したオイゼビウス(Ойзебиус - 仮称)よりも4日早く生まれているわけですが、ノヴォシビルスク動物園のゲルダ親子とこのトレド動物園のクリスタル親子との間には相当に大きな印象の違いがあります。このクリスタル親子は外部からの刺激が非常に少ない状態で現在まで飼育されているわけで、そういったことが理由なのか、あるいは性別の違いや性格の違いに理由があるのか、クリスタル親子は非常に緊密な親子関係を見せてくれているようにも思います。しかしこれは実際に観察してみないとよくわかりませんね。ただし今までの少ない映像で見る限りでも、やはりこのクリスタルというのは只者ではない母親だという感じは間違いなくします。今後も注目して見ていきたいと思います。

(過去関連投稿)
アメリカ・オハイオ州 トレド動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ クリスタルの安定感
アメリカ・オハイオ州 トレド動物園の赤ちゃんの近況 ~ 一般公開に向け準備中
アメリカ・トレド動物園の赤ちゃんの性別は雌(メス)と判明 ~ 報道陣にのみ公開される
アメリカ、トレド動物園の雌の赤ちゃんの名前が「ホープ(Hope)」に決まる ~ 本日より一般公開開始
アメリカ、トレド動物園の赤ちゃん、ホープの一般公開開始のネット・ライブ中継が行われる
by polarbearmaniac | 2016-05-17 20:30 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

エストニア・タリン動物園、新..
at 2017-11-20 01:00
仙台・八木山動物公園、苦心す..
at 2017-11-19 00:30
ロシア・イジェフスク動物園が..
at 2017-11-18 01:30
南フランス・アンティーブ、マ..
at 2017-11-18 00:30
チェコ・ブルノ動物園のライブ..
at 2017-11-17 00:30
札幌・円山動物園で完成の「ホ..
at 2017-11-16 15:00
アメリカ・コロンバス動物園の..
at 2017-11-15 14:30
ロシア・サンクトペテルブルク..
at 2017-11-15 00:30
ロシア・サハ共和国、ヤクーツ..
at 2017-11-14 01:00
アメリカ・テネシー州 メンフ..
at 2017-11-13 01:00

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Lenin's Tomb: The Last Days of the Soviet Empire


Resurrection: The Struggle for a New Russia


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag