街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・コロンバス動物園のノーラ、発疹の症状から回復 ~ ホッキョクグマファンには世界は狭い

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ノーラ Photo(C)Columbus Zoo and Aquarium

アメリカ・オハイオ州のコロンバス動物園 (Columbus Zoo and Aquarium) で昨年2015年の11月6日に誕生し人工哺育で育てられた雌のノーラ (Nora) ですが、一週間近く前に発疹の症状が見られたために治療のために展示が中止されていたわけですが幸運にも二日後に復帰して元気な姿を見せてくれたようです。コロンバス動物園はこのノーラの一般公開開始時点からその公開時間を一日のうちで開園直後の一時間に限定していましたが、依然として現在に至るまでこの公開時間が続いています。一つだけ映像をご紹介しておきましょう。



実はこの映像を撮られたアメリカのホッキョクグマファンの方の姿を私は昨年オランダ・レネンのアウヴェハンス動物園でお見かけしました。よほど話しかけようかとも思ったのですが熱心にフリーダム親子の姿を観察していらっしゃいましたので邪魔になるかと思い遠慮しました。この方は毎年アメリカと欧州の動物園で誕生したホッキョクグマの赤ちゃんを全て見て回るということをされていらっしゃる方です。ですから、アメリカ、そして欧州の動物園のホッキョクグマには相当会っていらっしゃる方です。そのうちまた世界のどこかの動物園でお会いする機会もあるだろうと思っています。

私は不思議に思うのですが欧州やアメリカのホッキョクグマファン、ブロガーさんというのはほとんど全くといってよいほどロシアには行きません。やはりロシアというのは異質な場所であるという感じを持たれているのでしょう。ですからそういった欧米のホッキョクグマファンの方々はウスラーダとかシモーナとかムルマとかマレイシュカとかゲルダといったロシアの誇る偉大なホッキョクグマの母親たちには会っていらっしゃらないだろうと思います。ましてや、あのアンデルマに会われた欧米のホッキョクグマファンの方などは皆無だろうと思います。残念なことだと思います。翻って日本のホッキョクグマファンの方々でロシアに行かれる方は何人もいらっしゃいます。驚くべきことにそういった方々は全て女性です。ロシアのような「怖い国」に、それも地方都市にまでよくぞ女性の方が一人旅でいらっしゃるものだと感心いたします。やはり日本の動物園のホッキョクグマは血統的にもロシア血統が多いわけですから自然とロシアの動物園のホッキョクグマに親近感を持たれるということでしょう。実は一昨年の春にサンクトペテルブルクのレニングラード動物園でウスラーダが娘のサバーヴァの育児中だったときに飼育展示場前でたまたま日本のホッキョクグマファンの方の姿をお見かけしました。その時はその方とお話しはしなかったのですが、昨年大阪で「再会」したというわけです。世界は狭くなったものだと痛感しました。ということで、欧米のホッキョクグマファンの方々がいらっしゃらないロシアの動物園は、ある意味では我々日本のホッキョクグマファンのテリトリーだと私は思っています。ロシアの動物園のホッキョクグマたちは本当に凄いのです。体格が巨大で性格も非常に個性的であり、その存在感が抜群だということです。欧州の偉大な母親たちであるオリンカフギースフリーダムたちは私が自分の眼で見ても間違いなく偉大な母親たちであることは明白ですが、しかし私には彼女たちがウスラーダやシモーナより偉大であるとはどう見ても思えないわけです。

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2016-06-28 00:30 | Polarbearology

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