街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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オランダ、フリースラント・アクア動物園が18ヶ月振りに開園 ~ フェリックスとネヌがお披露目

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フェリックス Photo(C)AquaZoo Friesland
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ネヌ Photo(C)AquaZoo Friesland

オランダ北部・フリースラント州のレーワルデン(Leeuwarden)のフリースラント・アクア動物園(AquaZoo Friesland)が昨日の金曜日に18ヶ月振りに再び開園しました。実はこの動物園、昨年2015年に破綻が宣告され、リベマ(Libéma)という会社が経営権を取得し、このたびホッキョクグマとアシカの飼育展示場を施設に加えて再開園の運びとなったということのようです。ヌエネンの「動物帝国」もこの会社が経営している動物園のようです。
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Photo(C)NIELS WESTRA

この再開した動物園の新しいホッキョクグマ飼育展示場の主役が14歳のフェリックスと3歳のネヌという共に雄のホッキョクグマということになるわけなのですが、果たしてこの二頭の権利をリベマという会社が取得したのかどうかが問題です。フェリックスはドイツのニュルンベルク動物園の所有ですし、欧州においては優秀な繁殖能力を持つ雄ですからニュルンベルク動物園が彼の権利を手放すとは到底思えないわけで、問題はスカンジナヴィア野生動物公園から来園したネヌのほうです。フリースラント・アクア動物園は雌のホッキョクグマを入手して繁殖に挑戦したいということですから、それはネヌのパートナーを入手したいということだと思いますが、しかしそうなるとおそらく同社が軽軽しているヌエネンの「動物帝国」のホッキョクグマを絡めてバーター的な個体移動のスキームをEAZAのコーディネーターと話し合いながら実現させてネヌのパートナーを得ようという戦略なのかもしれません。なんとなくおぼろげながら全体像のようなものが私の頭の中で浮かび上がってくるような気もするのですが、もうしばらく様子を見たいと思います。

実は幸か不幸か、ララファミリーというのは血統からいっても年齢からいっても、このスキームの中にうまく入り込むことが理想的であるような気がするわけです。そうなると仮に万が一にでも雄(オス)の欧州個体が日本に来るとすると、あそこのあの「彼」か、それともあの「彼」であるということが私の頭の中に閃いてくるわけですが、「彼」が札幌に来たとすると血統的にはララファミリーとは理想的な組み合わせになるわけです。しましまあそれは私の考え過ぎでしょう。最近私は欧州のどの「彼」が札幌に来てララファミリーのどの「彼女」が欧州のどこに行ってどの「彼」とパートナーとなれば一番都合がよいかということを考えている時間が長いですね。非常に複雑である分だけ、私は考え甲斐があるということです。つまりホッキョクグマの血統を考えながらその組み合わせを想定するパズルなのです。どうやったらララファミリー、及び日本のホッキョクグマ界に一番有利になるかということです。ただしいつも書いていますが、欧州との個体交換は実現しないだろうと私は予想しています。

(資料)
Leeuwarder Courant (Jul.8 2016 - AquaZoo Friesland heropend) (Jul.9 2016 - AquaZoo mikt op 200.000 bezoekers en krokodillen)
Huis aan Huis (Jul.8 2016 - AquaZoo Friesland heropend, ijsberen tonen zich aan publiek | Fotoverslag)

(過去関連投稿)
オランダ・レーワルデンのフリースラント・アクア動物園(AquaZoo Friesland)に移動する二頭
オランダのフリースラント・アクア動物園にデンマークのスカンジナヴィア野生動物公園からネヌが到着
オランダ、フリースラント・アクア動物園への移動を「拒否」した(?)フェリックス
オランダ、フリースラント・アクア動物園にレネンのアウヴェハンス動物園からフェリックスが到着
by polarbearmaniac | 2016-07-09 23:55 | Polarbearology

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