街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとロスチク、その日常の姿 ~ 経験を積んだゲルダお母さん

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ゲルダとロスチク Photo(C)Anna Novikova

ロシア・西シベリアのノヴォシビルスク動物園で昨年12月7日に8歳のゲルダお母さんから誕生した雄のロスチク (Ростик) の成長を追い続けていますが、その過程で当然ゲルダお母さんとの関係が非常に問題になってくるわけで、前回の投稿でこのロスチクとゲルダとの関係はシルカとゲルダとの関係とは大きく異なる旨を述べています。ノヴォシビルスクのファンの方々が非常に丹念にロスチクの成長を記録し続けており、そういった映像はライブカメラでの映像ではよくわからない点まで細部が捉えられているケースが多いと思います。 さてその後の今月に入ってからのいくつかの映像を見ていきましょう。

まず7月8日、そして7月12日の映像です。ロスチクはゲルダお母さんに付かず離れず微妙な距離感覚を保って自分で楽しんでいます。





続いての二つのうち最初は同じ7月8日の映像、二つ目は7月12日の映像です。ゲルダお母さんは来園者の方を気にしつつも適度にロスチクの相手をしてやっています。こういったところが前回のシルカとゲルダとの関係にはあまり見られなかったところです。





続いてやはり7月8日と12日の映像です。ゲルダお母さんはやはり非常に来園者の方に注意が向いているわけですが、ロスチクは母親から疎外されているという感じは受けません。





最後の映像も7月8日に撮影されていますが、この下の映像は実に素晴らしいと思います。何気ない親子の間の微妙な気持ちのやり取りをよく捉えていると思います。



こうやって見ていくと、やはり前回のゲルダお母さんのシルカに対する育児は経験不足だったような気がしてくるわけです。そのためにシルカは母親から突き放されたような扱いを受けたりしていたシーンがいくつもあったわけですが、今回のゲルダお母さんにはそういったシーンはあまり見られません。ロスチクが男の子だからゲルダお母さんは将来この息子のロスチクの存在が自分のライバルとして脅威になってくることはないために気が楽なのだという解釈も十分可能なのですが、現時点で私はやはりゲルダお母さんが経験を積んで偉大な母への階段を上り始めたと理解する解釈の方が正しいような気がします。さらにこの先も観察を続けたいと思いますし、現地にも出かける予定です。

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by polarbearmaniac | 2016-07-16 00:30 | Polarbearology

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