街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・トロント動物園のジュノーが生後9ヶ月へ ~ 外部の事象に対する全面的な興味と関心の持続

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ジュノー Photo(C)Toronto Zoo

カナダのトロント動物園で昨年2015年の11月11日に誕生し人工哺育で育った雌のジュノー(Juno) も間もなく生後9ヶ月が経過することになります。コロンバス動物園のノーラもそうですが、人工哺育された赤ちゃんが元気に成長していくのを追っていくのは嬉しいことです。一方で、果たして彼女たちが母親と同居していたならばどういう行動をとっているだろうかということも頭をかすめるわけです。 

まずこの下の二つの映像を見てみましょう。これはジュノーがプールに浮かんだおもちゃを陸にあげようとしたりして集中しているという姿です。





何かに(この場合はおもちゃに)働きかけて、そこからの刺激のある反応に期待しているジュノーなのですが、この熱心さを見ていると本来は母親の存在を気にしてそちらにも注意を払うべきところでジュノーの頭の中には母親の存在はなく、自分の関心全てをこうして水に浮かんンだおもちゃに向けるという態度はやはり人工哺育された個体であるジュノーに非常に特徴的なのではないかと思います。母親が存在していれば抑制的になる心の働きが、ここでは満開の気分の高まりに置換されているという感じを私は持ちます。札幌のリラや大阪時代のモモも瞬間的にはこのような行動を見せることはあったものの、それはあくまでリラやモモの子供らしい感情に裏打ちされたものであったことと比較すると、このジュノーはもっと生き物としての外部の事象に対する関心と興味への尽きない働きかけといった点で、単に子供らしい行動であるといったものを超えた彼女たちの生き方の一端を見せてくれているように思います。

(過去関連投稿)
カナダ・トロント動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 母親の母乳が出ずに人工哺育へ
カナダ・トロント動物園の人工哺育の赤ちゃんのジュノー、危機的状況から回復の事実が明らかになる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている赤ちゃんのジュノーが生後6週間経過となる
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている雌の赤ちゃんのジュノーが間もなく生後二か月へ
カナダ・トロント動物園で人工哺育されている雌の赤ちゃんのジュノーが無事に生後二ヶ月となる
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが生後三か月となり初めて室外へ
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが27日の「国際ホッキョクグマの日」より一般公開へ
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんの愛称の「ジュノー」が正式な名前として採用となる
カナダ・トロント動物園、ジュノーの「国際ホッキョクグマの日」 ~  一般公開開始となる
カナダ・トロント動物園の雌の赤ちゃんのジュノーが生後半年を無事に経過
カナダ・トロント動物園のジュノーが生後8ヶ月となる
by polarbearmaniac | 2016-08-08 00:30 | Polarbearology

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