街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・コクレーン、「ホッキョクグマ居住村」のガヌークがゴミ箱製品の破壊耐性検査に協力

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「耐性検査」を行うガヌーク Photo(C)Polar Bear Habitat

カナダ・オンタリオ州にある「タフボックス社(Tuffboxx Inc.)」は頑丈な容器などを製造する会社ですが、このたび非常に丈夫な特殊ゴミ箱として製品化した自社製品について本当にホッキョクグマの力にも耐えられるのかに確信がなかったようです。この特殊ゴミ箱の用途はハドソン湾岸のようにホッキョクグマの生息地に存在している街の住居の外側に設置するゴミ箱として、ホッキョクグマの持つ強い力に対しても耐性のあるゴミ箱が必要であるという住民の需要を考えて製造されたもののようです。ここ最近はハドソン湾南部のジェームズ湾地区の街にホッキョクグマが出没して街をうろつきはじめたという事例が生じているそうで、そういった場合にホッキョクグマたちは屋外にあるゴミ箱を破壊して中に入っていたものを漁るという行動をとることは十分予想できるわけです。そしてゴミ箱を破壊して中にあったものが食料となるのならばホッキョクグマたちはそれを目的に何度も街に戻ってくることになるでしょう。そういったことが簡単にはできないように製品化されているこの「耐性ゴミ箱」の耐性試験のためになんと同じオンタリオ州コクレーンの「ホッキョクグマ居住村(Polar Bear Habitat)」の6歳の雄のガヌークが協力することになりました。さて、その様子を地元TVのニュース映像でご覧下さい。



ホッキョクグマの力に耐えられればどんな動物の力にも耐えられるだろうということですが、この日のガヌークは20分間ほどこの「耐性ゴミ箱」をおもちゃのようにして遊んでいたようですが、やがて飽きてしまったようです。この日の結果では「耐性ゴミ箱」は破壊されなかったものの、この実験はあと一ヶ月ほど続くようです。タフボックス社の担当者は、こういった「耐性ゴミ箱」の存在は街に住む人間を守るだけでなく野生動物を守ることにもつながると考えているそうです。
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Photo(C)Polar Bear Habitat

実は今回の実験に先立って6月にグリズリーにもこの「耐性ゴミ箱」を与えてみたそうですが一時間かかっても破壊できなかったそうです。その様子をご覧下さい。



近年は飼育下のホッキョクグマにはエンリッチメントの目的で各種のおもちゃが与えられているケースも多く、それはここの「ホッキョクグマ居住村」でも顕著です。今回のガヌークはこの「耐性ゴミ箱」をそうした、たくさん与えられるおもちゃの一種として理解しているようで、何が何でも今すぐ破壊してやろうとは考えていなかったのではないかと思います。一方で飼育下のグリズリーにはホッキョクグマに対するようにおもちゃがそれほど与えられていないのではないかと私は思っています。ですから飼育下のグリズリーにとってはこうして出現した「耐性ゴミ箱」はおもちゃであるという理解ではなく破壊する対象であると感じて一時間も粘ったというのが真相ではないかと思います。とりあえず「耐性検査」は合格したようですがホッキョクグマのガヌークの場合は彼が本気になって「耐性ゴミ箱」を破壊してやろうと思っているような様子ではないだけに、本当の意味で合格したんかどうかはまだわからないというのが率直なところではないでしょうか。

さて、ここで「ホッキョクグマ居住村」に暮らす二頭の雄である6歳のガヌークと3歳のヘンリーの最近の様子を見てみましょう。ポリ容器の取り合いのようです。



(資料)
Timmins Press (Aug.8 2016 - Bear-resistant bins to be tested at polar bear habitat)

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by polarbearmaniac | 2016-08-14 01:00 | Polarbearology

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