街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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中国・北京動物園のホッキョクグマたちの夏の日 ~ 空調設備のある寝室内での氷やスイカのプレゼント

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サイモン(仙台のラダゴル/カイ、静岡のピョートル/ロッシー、ノヴォシビルスクのクラーシン/カイ、の弟) 
Photo(C)北京娱乐信报

中国の数ある動物園の中では北京動物園が一番まともな動物園だろうということは間違いないと思います。過去にはホッキョクグマの自然繁殖にも成功しています。しかし長年に渡ってその飼育環境は劣悪だったわけで来園者の勝手なエサやりも頻繁だったわけでした。その北京動物園も2012年にようやく新ホッキョクグマ飼育展示場である「ホッキョクグマ展区 (Polar Bear Hall)」が完成し、私もその年の秋に実際に訪問したというわけです。

この北京の夏の暑さというのも大変なもので、今年も8月には連日最高気温が33℃ほどになったようです。しかし寝室には冷房が入っており、飼育員さんたちは若いペアである雄のサイモン(乐乐 - Lele)と雌のムーシャ(美美 - Mimi)についてはその寝室で納涼のスイカや氷のプレゼントを行うそうです。北京のTV局のニュース映像をご紹介しておきます。



北京動物園というのは夏の気温が非常に高くなるとホッキョクグマについては飼育展示場には出さずに空調の効いたバックヤードの寝室に入れてしまうようで、そういえば私が2013年の暑い夏の日に飼育展示場に行きましたら、若いペアであるサイモンとムーシャは一切外に出てきませんでした。飼育展示場にいたのは年長のホッキョクグマである安安と平平でしょたが、プールの体を沈めてなかなか上がってこなかったというわけです。その当時はバックヤードに空調設備の入っていたのは若いペアの暮らす寝室だけであり、そのことについて市民からは批判も出ていたわけでした。現在では全頭の寝室に空調設備が入っているようです。

実は以前にベルリンで「トーニャの素顔、そしてその血統の謎に迫る ~ 北京に負けたベルリン」という投稿を行っているのですが、かなりのマニアの方でないと読んでいただいてもご理解していただくことが難しいかもしれません。私に言わせれば、これこそが世界のホッキョクグマ界の「最大の暗部」だということです。そもそも世の中には「実際は〇〇だがXXとしておこう。」といった「大人の世界への道」というものが存在しています(いるらしいです)。しかしこの私の以前の投稿はマニアだけの禁断の世界、つまり「ロシア血統の暗黒の闇」への「けもの道」に入ってしまった投稿というわけです。しかしまあ、この内容は事実でしょう。

(資料)
搜狐 (Aug.5 2016 - 大热天动物咋过?北极熊啃冰棍,熊猫吃西瓜!)
中国网·东海资讯 (Aug.15 2016 - 北京动物园:北极熊啃上20斤重“冰棍儿”)
新京报 (Aug.4 2016 - 北京动物园动物消暑 冰块喷淋空调齐上阵)
法制晚报(北京) (Aug.5 2016 - 啃冰棍 吃西瓜 冲淋浴 吹空调 北京动物园“萌物”享清凉—— 过夏天 “倍儿爽”(组图))
人民网 (Aug.11 2016 - 北京动物园动物清凉消“暑热”)
新华网 (Aug.11 2016 - 北京动物园动物清凉消“暑热”)
北京娱乐信报 (Aug.11 2016 - 动物园上演避暑大戏)

(過去関連投稿)
・モスクワ動物園の幼年個体、ペアとして中国・北京動物園へ
・新たに”行方不明”となった2頭のホッキョクグマ ~ 北京動物園の怪
・中国・北京動物園に遂にホッキョクグマ戻る!
・中国・北京動物園が新ホッキョクグマ館の飼育環境についてネット上で「告発」を受け、対応に苦慮
・ベルリン動物公園の担当者、ドイツ国内の「近親交配批判」に反論 ~ “Errare humanum est...”
・トーニャの素顔、そしてその血統の謎に迫る ~ 北京に負けたベルリン
(北京動物園訪問記 - 2012年)
秋晴れの北京動物園へ ~ 遂に待望のホッキョクグマたちとの再会!
北京動物園のサイモンの素顔 ~ 冷静さと遊び心の素晴らしいバランス感覚
北京動物園のムーシャ(美美)の素顔 ~ 青春を謳歌する活発な小娘
北京動物園の将来繁殖が期待される若年ペアの様子、そして新ホッキョクグマ展示場の概要
(北京動物園訪問記 - 2013年)
灼熱の北京動物園へ ~ 安安と平平との対面
北京動物園、安安 (An An) の素顔
北京動物園、平平 (Ping Ping) の素顔
by polarbearmaniac | 2016-09-05 02:00 | Polarbearology

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