街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・ウィニペグ、アシニボイン公園動物園でのハドソンとハンフリーの「お別れイベント」最終日

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ハドソンとハンフリー Photo(C)BRAEDEN JONES/MetroNews

カナダ・マニトバ州、ウィニペグのアシニボイン公園動物園(Assiniboine Park Zoo)で飼育されているトロント動物園生まれで間もなく5歳と3歳になるハドソンとハンフリーの兄弟が生まれ故郷であるトロント動物園に帰還することになった件はすでに「カナダ・アシニボイン公園動物園のハドソンとハンフリーがトロント動物園に帰還へ」という投稿で述べた通りです。「感謝祭(Thanksgiving)」の10月10日はアシニボイン公園動物園でのこの兄弟の最後の展示日となったようで、同園で開催されてきた一連の「お別れイベント」の最終日でもあったということになります。この日のハドソンとハンフリーの姿を報じるカナダ放送協会の映像をご紹介しておきます。



ハドソンとハンフリーは11日の火曜日にウィニペグを出発してトロントへ向かうとのことです。
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Photo(C)Radio Canada

さてこうしてアシニボイン公園動物園は心のこもった姿勢でハドソンとハンフリーをトロント動物園に送り出す(戻す)こととなるわけですが、実際のところはアシニボイン公園動物園は野生孤児個体の飼育個体が7頭も飼育されており飼育下生まれのハドソンとハンフリーをうまく面倒見きれなくなったということなのでしょうか。本来このアシニボイン公園動物園は孤児となったホッキョクグマとか負傷したホッキョクグマを収容する施設としての「ホッキョクグマ保護・厚生センター」を併設しているわけで、これからもそうした孤児たちを発見次第、すぐに保護するために十分な施設的な余裕が必要であるということです。ハンフリーについてはこのアシニボイン公園動物園に移動してきて一年半ほどしか経過していないわけですが、人工哺育されたこの兄弟の「適応化(socialization)」は今後はトロント動物園において引き続き行われることは間違いないものと思われます。というよりも、この人工哺育されたハドソンとハンフリーの兄弟はアシニボイン公園動物園において他の野生孤児出身のホッキョクグマたちとの同居によってもうほとんど達成されているのかもしれません。

(資料)
CBC (Oct.11 2016 - Polar bear brothers Hudson and Humphrey leave Winnipeg today)
MetroNews Canada (Oct.10 2016 - 'Bye bye bears:' Winnipeggers bid final farewell to bear brothers Hudson and Humphrey)
Globalnews.ca (Oct.10 2016 - Polar bear brothers, Hudson and Humphrey, spend their last weekend in Winnipeg)

(過去関連投稿)
カナダ・アシニボイン公園動物園のハドソンとハンフリーがトロント動物園に帰還へ

*アシニボイン公園動物園関連
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内に建設中のホッキョクグマ保護・厚生センターについて
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内にホッキョクグマの保護・厚生施設が完成
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園の新展示場施設の建設  ~  偉大なるデビーの遺したもの
カナダ・マニトバ州 ウィニペグのアシニボイン公園動物園の4頭の若いホッキョクグマたちの冬
カナダ・ウィニペグのアシニボイン公園動物園でのハドソン、ストーム、オーロラ、カスカの4頭同居は成功
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カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園の新施設、“Journey to Churchill” が遂にオープン
カナダ・マニトバ州ウィニペグのアシニボイン公園動物園でホッキョクグマに破壊された施設が修理後に再開
by polarbearmaniac | 2016-10-12 15:30 | Polarbearology

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