街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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アメリカ・サンフランシスコ動物園のウウルに10トンの雪のプレゼント ~ 「全米最高齢」のホッキョクグマ

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ウウル (Uulu the Polar bear) Photo(C)San Francisco Zoo

アメリカのサンフランシスコ動物園に暮らす推定36歳になる雌のホッキョクグマであるウウル(Uulu)は現在全米の動物園で最高齢とされるホッキョクグマです。このウウルは1981年にカナダのチャーチルで保護された野生出身のホッキョクグマなのですが推定生年が1979~80年で実際のところはよくわかっていないわけです。しかしサンフランシスコ動物園では1985年から飼育されています。一方でフィラデルフィア動物園には1980年12月13日生まれである雌のコールディロックスが飼育されており彼女も間もなく36歳になります。サンフランシスコ動物園のウウルとフィラデルフィア動物園のコールディロックスのいったいどちらが全米最高齢のホッキョクグマであるかは議論のあるところです。これは日本でも仙台のナナ(飼育下出身)と徳山のユキ(野生出身)のいったいどちらが本当に最高齢なのかといった話と同じようなことなのですが、こういったことは記録性を重視した判断がされて仙台のナナが「最高齢」となるということは以前にも述べました。そうなるとフィラデルフィア動物園のコールディロックス(飼育下出身)をもって「全米最高齢」のホッキョクグマという位置づけを行うのが本当は正しいということになりそうですが、しかしウウルの生年に1979年という可能性が残っている分だけ、実はウウルが全米最高齢であるという可能性は強いだろうと考えます。
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ウウル Photo(C)San Francisco Zoo

このウウルに対して今年もサンフランシスコ動物園の支援企業であるABOTA社から10トンの雪のプレゼントがあったそうです。その様子を映像で見てみましょう。



動きは鈍くなっているもののウウルはまだ元気そうに見えます。このウウルはサンフランシスコ動物園で飼育されている唯一のホッキョクグマです。これからも是非、彼女を大事に飼育してやってほしいと思います。

(資料)
KRON4.com (Nov.11 2016 - Uulu the polar bear enjoys ten tons of snow at the San Francisco Zoo)
San Francisco Examiner (Nov.11 2016 - Oldest polar bear in North America rolls in snow at SF Zoo)
CBS Local (Nov.11 2016 - America’s Oldest Polar Bear Gets Her Own Patch Of Snow At S.F. Zoo)

(過去関連投稿)
アメリカ・サンフランシスコ動物園のアンディ逝く
アメリカ・サンフランシスコ動物園での「ホッキョクグマの雪の日」
アメリカ ・ サンフランシスコ動物園でホッキョクグマのお誕生会に10トンの雪のプレゼント
アメリカ・サンフランシスコ動物園での1982 ~ 83年のピケ (Piké) の人工哺育 ~ 実践から体系化へ
アメリカ・サンフランシスコ動物園の32歳のピケ (Piké) が亡くなる
アメリカ・フィラデルフィア動物園の34歳のクロンダイクが亡くなる ~ 全米最高齢のホッキョクグマの死
アメリカ・フィラデルフィア動物園のコールディロックスが元気に35歳となる ~ 全米最高齢のホッキョクグマ
アメリカ・サンフランシスコ動物園のウウル(推定35歳)の健康維持に細心の配慮を行う同園
by polarbearmaniac | 2016-11-12 14:00 | Polarbearology

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