街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園の23歳目前のイルカ、繁殖の主役のバトンを娘のヌノへ

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イルカ Photo(C)Rejseskribenten

デンマークのスカンジナヴィア野生動物公園 (Skandinavisk Dyrepark) で11月23日にイルカお母さんから誕生した双子の赤ちゃんは結局は死亡してしまったわけですが、同園のフランク・ラルセン園長は落胆を隠しきれないようで地元のTV局にいろいろと現在の気持ちを語っています。



検死は月曜日に行われるそうですが、やはり赤ちゃんたちは母乳を摂取することがうまくいかなかったようだということを述べています。それから注目すべきことは、23歳の誕生日を目前にしたイルカについて繫殖の場から引退させることを述べています。このイルカは札幌のララやモスクワのシモーナより年齢が一歳上なのですが、スカンジナヴィア野生動物公園でのホッキョクグマの繫殖はこのイルカの次の世代に担わせるという意向だそうです。つまりイルカお母さんが2012年11月21日に産んだ双子の一頭でまだこのスカンジナヴィア野生動物公園で暮らしている4歳の雌のヌノ(Nuno)に繁殖のバトンが引き継がれるということになります。

ウーン....少しもったいない気もします。出産経験が複数回あるイルカはあと1~2年は十分に繁殖が可能であることは間違いないわけです。ただしおそらくラルセン園長は、このイルカには母乳がうまく出ないといった問題を抱えていることを考慮したのでしょう。このイルカは血統情報上では浜松のバフィンの二歳下の妹ですし、バフィンは22歳から23歳になろうという直前にモモを出産していることと、その時のバフィンと現在のイルカは同じ年齢であることを考慮するとイルカの繫殖からの引退も十分に考えうることではあります。日本のホッキョクグマ界よりも欧州のホッキョクグマ界のほうが出産実績のある個体がはるかに多いということを考えれば、もうイルカに無理をさせる必要はないとも言えるでしょう。札幌のキャンディなどを来年また繁殖に挑戦させるということは、それこそ私は問題があると思っています。

(資料)
TV 2 | ØSTJYLLAND (Nov.26 2016 - Trist direktør: Ungerne har ikke fået meget mad)

(過去関連投稿)
北米の過去約100年間の飼育下のホッキョクグマ出産記録が語ること ~ 再び考えるキャンディの今後
デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ 乳腺刺激薬投与へ
デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園のイルカお母さん、乳腺刺激薬の効力で再び母乳が出るようになる
デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園で誕生の双子の赤ちゃんは両頭共に死亡

(*以下、ネヌとヌノの双子関連)
デンマーク ・ コリンのスカンジナヴィア野生動物公園でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生!
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デンマーク・スカンジナヴィア野生動物公園のイルカお母さんの双子の性別と名前決定 ~ 雄がネヌ、雌はヌノ
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by polarbearmaniac | 2016-11-27 03:00 | Polarbearology

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