街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチク、 地元のファンの暖かい視線に見守られ間もなく満一歳へ

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ゲルダとロスチク
(Белая медведица Герда и медвежонок Ростик)

Photo(C)Новосибирский зоопарк

ロシア・西シベリアのノヴォシビルスク動物園で昨年2015年の12月7日にゲルダお母さんから誕生した雄のロスチクは間もなく満一歳よなります。このブログではホッキョクグマの赤ちゃんが誕生すると満一歳となるまでは定期的その様子を追っていくことを方針としています。しかし、このロスチクについては今後もさらに継続してその成長を追ってみたいと思っています。彼がどこかの動物園に移動するというような話は少なくとも表向きの報道からは確認できないものの、ノヴォシビルスク動物園がこれまでのロシアの動物園で行われてきた二年サイクルの繁殖の方針を今回も採用するとすれば、ロスチクは来年初頭にでもゲルダお母さんから離されて飼育されることになるはずです。しかし、そういった確かな見通しというものも報道等の情報からはうかがい知れません。私の予想ですが、ロスチクはやはり来年には他園に移動することになる可能性が非常に高いだろうと思っています。そしてそれはロシア国外の可能性が大きいだろうとも思っています。しかし彼がどこの動物園に移動するにせよ、それ以降の彼の姿を追っていくことは非常に難しくなるだろうとも考えています。移動先で今までのように多くの写真や映像が彼を追いかけていくということはないだろうと思うからです。日本にでも来れば話は別ですが......。

さて、では11月中旬から今月12月の初頭の期間中のロスチクとゲルダお母さんの姿をいくつか見ていきましょう。まずこの下ですが、ロスチクの体験はすっかりロシアのホッキョクグマの体型になっているという点に興味があります。



次の映像は滑稽です。除雪作業の音に驚いているらしく、すっかり腰の引けてしまったロスチクです。音声はon にして下さい。ロスチクは体は大きですがまだまだ子供です。



この下は夕方の給餌だと思いますが親子共に実に逞しい様子が見てとれます。



この下は今月に入ってからの授乳シーンです。ロスチク、本当に大きくなりました。



以下の二つはロスチクの何気無い遊び方をよく示しています。





この下がゲルダお母さんの抑え込みといったシーンです。同じ雪の上でもララとアイラとの関係などとは全く異なる諸相を見せてくれます。



それにしてもノヴォシビルスクにお住まいのファンの方々はどの方もこの親子を愛情を持って観察され、そしてその姿を映像で紹介して下さるのは本当にありがたい話です。仮にロスチクが近く他園に移動するとすれば、前回のシルカの場合とは違って、やや心に余裕があることになるのかもしれませんが、こうやって大事に見守ってきたロスチクが旅立つとすればやはり悲しみを感じることになるだろうと思います。ロシアの動物園で誕生したホッキョクグマは、今まで外国に行ってしまうという例が非常に多いわけです。それはロシアの動物園がホッキョクグマの「配給元」になってきたという歴史があるからです。今までは「いつのまにかあの子はいなくなってしまった。」と諦めていたロシアの地元のファンの方々は多かったと思います。たとえばある時に私はサンクトペテルブルクのレニングラード動物園で一人の年老いた女性と出会ったのですが、その方はウスラーダの産んだ子供たちの多くを見守ってきた方でした。「あの子たちは今頃どこでどうしているのかな?」と誰に問うともなく寂しそうにつぶやいていたのを私は聞いています。しかし、シルカ以降は「あの子」の姿をネット上で追いかけていくことが可能になっています。そういった意味で関西を中心としたシルカのファンの方々の貢献は大きいと言えるでしょう。

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by polarbearmaniac | 2016-12-04 21:30 | Polarbearology

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