街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・チャーチル近郊で体重不足のホッキョクグマの野生孤児が保護され、アシニボイン公園動物園で飼育へ

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Photo(C)Assiniboine Park & Zoo

カナダ・マニトバ州のチャーチル近郊でホッキョクグマの一歳になったと思われる雄(オス)の幼年個体が孤児として保護され、ウィニペグのアシニボイン公園動物園で飼育されることとなり12月9日に同園内の「ホッキョクグマ保護・厚生センター(Leatherdale International Polar Bear Conservation Centre)」に収容され30日間の検疫期間に入ったそうです。

この雄の個体ですが、なんと体重が39kgsしかないそうで、同園が今まで保護した野生孤児個体の中で最も体重が軽い個体であるとのことです。チャーチル近郊で自然保護官はこの幼年個体を長い期間にわたって一頭でいたのを目撃しており、この幼年個体の母親がどのホッキョクグマであるのかについて確認しようと試みたものの成功せず、この幼年個体を保護する必要があるという判断を行ったとのことです。それによってアシニボイン公園動物園がこの個体の保護・飼育を行うこととなったというわけです。もともと同園にはこういった孤児個体を保護するの目的で「ホッキョクグマ保護・厚生センター(Leatherdale International Polar Bear Conservation Centre)」を設置していますので、まさにそれが機能しあっということになります。それにしても一歳の雄(オス)で体重が39kgsというのですから、30日間の検疫期間が終了してもこれはかなり時間をかけて体重を増加させてから同園内のホッキョクグマの飼育展示場である "Journey to Churchill" にデビューさせるということになるでしょう。本当に気の毒な幼年個体です。
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Photo(C)Assiniboine Park & Zoo

ともかく本当によかったです。11月下旬にも一頭の雌の幼年孤児個体が保護されていますので、今年はこれで二頭目ということになります。このアシニボイン公園動物園には他にも孤児として保護された個体が何頭も飼育されていますので、早くそういった個体と仲間になってほしいものです。現在同園には現在同園には若年・幼年個体の8頭のホッキョクグマたち(ストームオーロラカスカブリザード、スターヨーク、エライ、そして11月に保護された個体)が暮らしています。

(資料)
Assiniboine Park & Zoo (Dec.12 2016 - Leatherdale International Polar Bear Conservation Centre Takes in Second Orphaned Polar Bear Cub This Year)
CBC (Dec.12 2016 - Winnipeg zoo's polar bear count rises to 9 with new cub)
ChrisD.ca (Dec.12 2016 - Orphaned Male Polar Bear Cub Moved to Assiniboine Park Zoo)
CTV News (Dec.12 2016 - 2nd orphaned polar bear cub to call Assiniboine Park Zoo home)

(過去関連投稿)
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内に建設中のホッキョクグマ保護・厚生センターについて
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園内にホッキョクグマの保護・厚生施設が完成
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園の新展示場施設の建設  ~  偉大なるデビーの遺したもの
カナダ・マニトバ州、アシニボイン公園動物園の新施設、“Journey to Churchill” が遂にオープン
カナダ・チャーチルでホッキョクグマの野生孤児が保護される ~ アシニボイン公園動物園で飼育へ
by polarbearmaniac | 2016-12-13 06:00 | Polarbearology

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