街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

プロフィールを見る

オランダ・ヌエネン、「動物帝国」のニッキーとシモーネの雌の双子が満一歳となる

a0151913_22391059.jpg
ニッキーとシモーネ Photo(C)Hülya Özöcal

昨年11月21日の夜から22日の早朝にかけてオランダ・ヌエネンの「動物帝国(Dierenrijk)」でフリーマスお母さんから誕生した雌(メス)の双子であるニッキー(Nicky)とシモーネ(Simone)は先月に満一歳となったわけですが、それについてはその時期に赤ちゃん誕生のニュースなどが続いていたためにまだ投稿していませんでした。なにしろこのニッキーとシモーネの二頭は雌(メス)の双子ですので非常に重宝されているわけです。「双子姉妹の神話」を明示的に語る欧州の動物園関係者はいませんが、感覚的にはよく理解しているということがいくつかの発言の端々で伝わってきます。

11月22日に行われたこのニッキーとシモーネの一歳の誕生会の様子を御紹介しておきます。大変に大きな氷のケーキです。あまりにケーキが大きすぎて警戒気味のようです。



さて、「双子姉妹の神話」ということを述べましたが、この双子は「ロストック系」です。彼女たちの父親であるヘンクはドイツ・ロストック動物園の故チャーチルの孫にあたるわけで、ヘンクはレネンのアウヴェハンス動物園でフギースが2005年11月に産んだ三つ子の一頭です。フギースのパートナーであったのが繁殖から引退させられて現在イギリスのヨークシャー野生動物公園で暮らすヴィクトルというわけです。ヴィクトルは故チャーチルの息子であるために、従って彼の孫に当たるこのニッキーとシモーネも「ロストック系」というわけです。

欧州におけるこの「ロストック系」という血統の勢力の大きさは欧州のホッキョクグマ界にとっては脅威となっているわけで、この血族にまた双子姉妹が加わったわけですから、これはもう大変な話です。仮に万が一にでも札幌の円山動物園が欧州と個体交換が可能であれば、この「ロストック系」こそ有力候補だろうと思います。ただし日本が欲しいのは雄(オス)であって、このニッキーやシモーネのような雌(メス)ではないわけですが.....。

(過去関連投稿)
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」でホッキョクグマの双子の赤ちゃん誕生! ~ フリーマスお母さん健闘
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」で誕生の双子の赤ちゃんの産室内での近況
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」の双子の赤ちゃんが生後82日が経過し健康チェックが行われる
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」の双子の赤ちゃんの性別はどちらも「雄(オス)」と発表
オランダ・ヌエネンの「動物帝国」の双子の雄の赤ちゃんが遂に戸外へ
オランダ・ヌエネン、「動物帝国」の雄の双子の赤ちゃんが水に親しみ始める
オランダ・ヌエネン、「動物帝国」の雄の双子の赤ちゃんの名前がニク(Nick)とシモン(Simon)に決まる
オランダ・ヌエネン、「動物帝国」の双子の赤ちゃんの雄(オス)の性別判定に重大な疑惑生じる
オランダ・ヌエネン、「動物帝国」の双子に生じていた性別疑惑に結論 ~ DNA判定で共に雌(メス)
オランダ・ヌエネン、「動物帝国」のフリーマス親子のエンリッチメントに遂にドローンが登場
オランダ・ヌエネン、「動物帝国」のフリーマスお母さんとニッキーとシモーネの双子の近況
by polarbearmaniac | 2016-12-14 00:30 | Polarbearology

カテゴリ

全体
Polarbearology
しろくま紀行
異国旅日記
動物園一般
Daily memorabilia
倭国旅日記
しろくまの写真撮影
旅の風景
幻のクーニャ
エッセイ、コラム
街角にて
未分類

最新の記事

アメリカ・オレゴン動物園を去..
at 2017-05-28 23:50
ロシア・ペルミ動物園でセリク..
at 2017-05-27 23:50
ズーパラダイス八木山の二日目..
at 2017-05-26 23:50
ズーパラダイス八木山のホッキ..
at 2017-05-25 23:50
ポーラに迫りつつある正念場 ..
at 2017-05-25 23:30
ラダゴル(カイ)に備わってき..
at 2017-05-25 23:10
国内最高齢の32歳になったナ..
at 2017-05-25 23:00
ドイツ・ミュンヘン、ヘラブル..
at 2017-05-25 01:00
アメリカ・トレド動物園のホー..
at 2017-05-24 18:30
フランス・ミュルーズ動物園の..
at 2017-05-24 01:00

以前の記事

2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月

検索

ブログパーツ

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ライフログ


人生と運命 1


スターリン―青春と革命の時代


モスクワは本のゆりかご


私のモスクワ、心の記憶


自壊する帝国 (新潮文庫)


甦るロシア帝国 (文春文庫)


嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)


ロシア 春のソナタ、秋のワルツ-1999-21st


それからのエリス いま明らかになる鴎外「舞姫」の面影


ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 (新潮文庫)


わがユダヤ・ドイツ・ポーランド―マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝


ベルリン戦争 (朝日選書)


Hof――ベルリンの記憶


カチンの森――ポーランド指導階級の抹殺


北京烈烈―文化大革命とは何であったか (講談社学術文庫)


慟哭の通州――昭和十二年夏の虐殺事件


主題と変奏―ブルーノ・ワルター回想録 (1965年)


藤田嗣治 異邦人の生涯


Barle's Story: One Polar Bear's Amazing Recovery from Life As a Circus Act


Hotel Adlon: Das Berliner Hotel, in dem die grosse Welt zu Gast war


Ein seltsamer Mann


Alma Rose: Vienna to Auschwitz


St Petersburg: A Cultural History


Gulag


The Guest from the Future: Anna Akhmatova and Isaiah Berlin