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エストニア・タリン動物園で誕生の赤ちゃんが生後10日目となる ~ ノラとノルトの誕生会が開催



エストニアのタリン動物園で肥育されている13歳の雌のホッキョクグマのフリーダ(2002年12月16日生まれ)が11月26日に出産した赤ちゃんの12月6日、つまり生後10日目の産室内の映像が公開されています。産室の中は藁などが敷いていないという他園とはかなり異なる産室です。床の上にそのまま寝ているという形は本来はあまり好ましくはないようにも思います。

今回の赤ちゃん誕生について地元のTVのニュース映像が公開されていますので下にご紹介しておきます。主に写っているのはノルトです。



それからこのタリン動物園ではフリーダお母さんが最初に産んだ雌のノラ(2013年11月24日生まれ)の3歳の誕生会が11月24日に行われたそうです。
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3歳になったノラ Photo(C)Tallinna Loomaaed

同時にノラの父親であるノルト(2001年11月24日生まれ)の15歳の誕生祝いも同時に行われたそうです。父と娘は誕生日が同じであるということですね、この父娘の誕生会の映像も見てみましょう。



ノラと今回誕生した赤ちゃんとの父親であるこのノルトについては以前に「エストニア・タリン動物園のノルトの軌跡 ~ 偉大なる雄への階段を登る」という投稿で相当に詳しく彼のこれまでの軌跡を追ったことがありますので、是非それを御参照下さい。ノルトは鹿児島の故ホクトの甥(おい)に当たるわけです。ノルトもロシアのノヴォシビルスク動物園で暮らしていた時代があり、その時の映像も御紹介その投稿でご紹介しています。
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ノルト Photo(C)Tallinna Loomaaed

このノルト(Nord)はウィーンのシェーンブルン動物園の生まれですので "Nord" はドイツ語読みに「ノルト」としておくこととします。一方でロシアのイジェフスク動物園のノルド(Норд)ですが、この "Норд" をラテン文字にすると "Nord" となってタリン動物園のノルトと同じになってしまいます。イジェフスク動物園のノルドはモスクワ動物園生まれでシモーナの息子ですのでロシアのホッキョクグマです。そうするとロシア語読みで「ノルド(Норд)」としておくほうがよいでしょう、そうすればこの二頭は区別がつくということです。私はこういったことには非常にうるさい人間です。

さて、この誕生会の行われた11月24日の二日後にフリーダお母さんが出産しているわけですが、こういった時期にノラとノルトの誕生祝いを外の飼育展示場で行うというのは、少なくとも日本ではあまり考えられないケースです。三区画あるタリン動物園の一区画のうちの奥の方に産室があると上のTVニュースの映像で主任の女性が語っているわけですが、本当に防音は完璧なのでしょうか。そうでありませんと、屋外の声や振動が産室に伝わってくることになます。そういった声や振動が産室に伝わらなくても何かの「気配」といったものは産室内でも感じ取れる可能性があります。こういった時期にイベントを行うというのは感心できませんね。少なくとも円山動物園や天王寺動物園では有り得ない話です。

(資料)
ERR (Dec.9 2016 - Hiljuti Tallinna loomaaias sündinud jääkaru on tõeline kisakõri)
ERR (Nov.25 2016 - Piltuudis: Tallinna loomaaia jääkarud tähistasid sünnipäeva)

(過去関連投稿)
バルト海沿岸・エストニアのタリン動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
by polarbearmaniac | 2016-12-14 03:00 | Polarbearology

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