街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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今年一年ご訪問の皆様への感謝 ~ "La Ricordanza con tutta la forza"

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ウスラーダ (Белая медведица Услада/Eisbärin Uslada)
(2012年9月17日撮影 於 サンクトぺテルブルク、レニングラード動物園)
*ラダゴル(カイ - 仙台)、ピョートル(ロッシー - 静岡)の母

本年も当ブログを御訪問していただいた方々に厚く御礼申し上げます。今年もなんとかこうして続けられたことは幸運であったと思っています。私自身の健康状態を含む諸事情により今年は国内外の動物園訪問が極めて少なかったことは残念ではありましたが、そういったことをバネにして来年は再び広くホッキョクグマたちに会いに行きたいと考えています。来年は複数回、それもそれぞれがやや長い期間にわたる国外への遠征を行いたいと思っているわけですが仕事との関連で、それは再来年のことになるかもしれません。現時点では再来年ではなく来年2017年を考えているという以上のことは申し上げられません。実は今年も三回ほど海外に出る予定を立てたのですが、直前で取りやめてしまったという事情がありました。そのうちの一つは、ハバロフスク動物園でイョシに会ったあとでノヴォシビルスクに向かうという計画だったのですがイョシが急死してしまったために旅行自体を取りやめにしたということがありました。
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シモーナ (Белая медведица Симона/Eisbärin Simona)
(2012年9月21日撮影 於 モスクワ動物園)
*イワン(旭川)の母

ホッキョクグマについて語る場合、「事実 (fact)」と「物語 (story)」の両方を重視しようと努力しています。よく、「記録色」のニコンと「記憶色」のキヤノンなどという対比がなされますが、そういったこととも若干の関係があります。"Fact telling" と "Story telling" のどちらに説得性があるかと言えば、それはほとんどの場合 "Story telling" のほうです。しかし後者の側に大きく傾斜するのは極めて危険であることは言うまでもありません。それは結局は歴史的事実が司馬遼太郎的な歴史文学の世界に変容してしまうということだからです。ですので当ブログ開設者は「事実 (fact)」に最大限に立脚しつつも、そこに若干の「物語 (story)」を導入することも厭わないという程度の姿勢であるにすぎないことにもご注意いただければ幸いです。当ブログは日本語で書かれていますが、視野は常に世界的でありたいと努力しています。当ブログ開設者の時として述べる強い主張や意見・批判に皆様が賛同していただくことを私は期待してはおりませんが、しかしそういった私の主張や意見・批判が述べられている対象となっている事項については、それがまさに世界のホッキョクグマ界の重要な動向や傾向、あるいはホットな話題であることそれ自体は間違いないことであると思っています。
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アンデルマ (Белая медведица Амдерма/Eisbärin Amderma)
(2013年10月1日撮影 於 ペルミ動物園)
*ルトヴィク(ホクト - 姫路)、クライ(ゴーゴ - 白浜)の母

日本のホッキョクグマ界は情報という面で「鎖国状態」となっています。瞬間的であれそれに風穴は開いた瞬間は2012年の札幌・円山動物園のドイツ・ハノーファー動物園との個体交換交渉、そして2015年のロシア・ノヴォシビルスク動物園のシルカ来日に伴う事件とそれ以降の関西のファンとロシアのファンとの交流.....そういった程度でしょう。当ブログは江戸時代の長崎の出島のような場所でありたいとも私は願っています。しかし私自身の健康状態が依然として大きな不安を抱えている関係上、数日間にわたって投稿のない状態が今後以降は生じるかもしれません。その旨、御理解を頂ければ幸いです。
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ララ (Белая медведица Лара/Eisbärin Lara)
(2015年5月31日撮影 於 札幌・円山動物園)
*ツヨシ、ピリカ、イコロ、キロル、アイラ、マルル、ポロロ、リラの母


今年一年、本当にありがとうござました。 それでは皆様、よいお年をお迎え下さい!



Vladimir Horowitz plays "Variations on a Theme by Rode" opus 33, by Carl Czerny
by polarbearmaniac | 2016-12-31 07:00 | Polarbearology

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