街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園でヴァレスカお母さんとリリーに氷のプレゼント

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ヴァレスカとリリー Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

昨年2015年の12月11日にドイツのブレーマーハーフェン臨海動物園でヴァレスカお母さんから誕生した雌(メス)のリリー(Lili)については今まで何度も投稿していました。どうも今一つ、この親子の関係にはわからない部分もあるのですが、それは実際にこの親子に会っていないために掴みきれない部分があるからだということでしょう。さて、昨日1月19日のこの親子に氷のプレゼントがありましょた。冬に氷のプレゼントというのも季節外れのような気もしますし、ましてやこの冬は欧州も大きな寒波が襲ってきているわけですから、一層不思議なイベントのような印象も持ちます。この日に20個もの氷をこの親子にプレゼントしたのは地元の製氷工場の社長さんだったそうです。朝の7時より氷が親子に与えられ始め、同園の飼育担当者は次から次へと氷を飼育展示場に運び入れたそうです。ヴァレスカ親子は非常に興奮した様子で氷と格闘していたとのことです。
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リリー Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

さて、冒頭にも述べたのですが、この親子の関係が今一つわからないというのは、つまりヴァレスカという母親がどんな性格でありそしてどう娘に接しているかが把握しきれないということを意味していると思われます。ここでこのヴァレスカが前回2013年12月に産んだラーレ(Lale - 現 オランダ・エメン動物園)との親子の姿をドイツ公共放送が数回にわたって映像を収録して放送した番組がありますので、それをまとめた形で見てみたいと思います。この映像ではブレーマーハーフェン臨海動物園の飼育員さんたちの働きぶりや裏方としての役割などもよくわかる映像ですが、やはりこうした形で見るとこのヴァレスカお母さんというホッキョクグマの母親像がかなり明瞭に明らかになっているように思えます。

これは私自身の印象ですが、ヴァレスカは娘であるラーレ(Lale)に自分の関心の大半を注ぎ込むような母親とはかなりタイプが違うようです。私のホッキョクグマの母親像のカテゴリーに当てはめると、いわゆる「情愛派」というカテゴリーには全く属さない母親だと思います。ラーレをあくまで自分の外側にある存在ととらえ、そしてあくまでも「非関与性」というスタイルを貫いていると考えられます。いわゆる、写真や映像ではとらえにくい親子であると感じます。こういったヴァレスカお母さんの母親としてのスタンスは今回のリリーに対しても同じであると考えれば、このヴァレスカとリリーの親子の関係が掴みにくいということの理由がわかるように思います。

(資料)
Nord24 (Jan.19 2017 - Zoo am Meer: Eiskaltes Geschenk für Eisbären Lili und Valeska)
Seehund, Puma & Co (Jun.13 2016 - Eisbärin Lale macht glücklich) (Jun.14 2016 - Eisbärbaby und das Wasser) (Jun.16 2016 - Eisbärentorte zur Taufe) (Jun.24 2016 - Möhren in Paketzustellung) (Jul.5 2016 - Bootsfahrt mit Eisbär) (Jul.6 2016 - Spielball für die kleine Eisbärin)

(過去関連投稿)
ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
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by polarbearmaniac | 2017-01-20 17:00 | Polarbearology

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