街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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カナダ・ケベック州、サンフェリシアン原生動物園のエサクバクが飼育展示場に復帰 ~ 漂う今後への閉塞感

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エサクバク Photo(C)Photo(C)Le Quotidien

カナダ・ケベック州のサンフェリシアン原生動物園 (Zoo sauvage de Saint-Félicien) で出産が期待されていた14歳のエサクバク (Aisaqvaq /Aisakvak) が昨日2月1日に出産準備のためのエリア (le secteur de la maternité) から元気に飼育展示場に復帰した様子が同園によって下のように紹介されています。雪の感触を大いに楽しんでいるようで、なかなかホッとさせる内容の映像です。



このエサクバクは2009年11月にタイガとガヌークという双子を出産してから2012年のシーズン以来毎年出産が期待されてきたもののそれが果たせないままです。彼女の最初のパートナーであったイヌクシュクとの間での繁殖成功以来、パートナーはイレ(Yellé) に変わったのですがエサクバクには出産がなく、そして一昨年、昨年とエディという三番目のパートナーとの間で繁殖が期待されていたものの、こうして今回も2月になって飼育展示場に復帰したというわけです。本ブログでもエサクバクの繁殖への挑戦に関する試みについては毎年それを追ってきたつもりです。しかしこれで5シーズンも彼女は出産しないままであり、そろそろ彼女の動向から目を離してもよいかなといった気持ちになっています。そしてそれは何よりも今回の映像で見る彼女の姿を見れば、カナダという土地で飼育下のホッキョクグマが出産しないからといって、それをどうこう言ったとしてもあまり意味のないような気もしてくるわけです。飼育下におけるホッキョクグマというものの存在の意味がカナダと日本とでは幾分異なるということです。

さて、そうは言っても今年2017年のシーズンにはいったいどういうことになるかがよくわかりません。ケベック水族館から再びエディが来園してエサクバク(そしてミラク)のパートナーとなり繁殖を目指して三度目の同居を行うというやり方もありますが果たしてどうでしょうか。この動物園について繁殖だけを考えれば何とも言えない閉塞的な状態に陥っているような気もしてきます。

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2017-02-03 00:30 | Polarbearology

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