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街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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モスクワのクドリンスカヤからスモレンスカヤまで歩く ~ 文学者、ホッキョクグマ、そして性犯罪者の交差点

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モスクワ動物園のある地下鉄バリカードナヤ駅付近のクドリンスカヤからホテルのあるスモレンスカヤまでの帰り道を兼ねて散策してみることにする。まずこれはスターリン建築の「文化人アパート」であある。正式には "Жилой дом на Кудринской площади" (クドリンスカヤ広場住居建築)というらしい。「モスクワは涙を信じない」という映画でも登場していて有名な高層住居アパートである。
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モスクワ動物園の別の入園口がサドーバヤ・クドリンスカヤ通りにある。実はホッキョクグマの飼育展示場に行くにはメインのゲートよりもこちらからのほうがかなり近い。今日は閉まっているが。
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そのモスクワ動物園の入園口からサドーバヤ・クドリンスカヤ通りをはさんで向かい側が先ほどご紹介した「チェーホフの家博物館 (Дом-музей А.П. Чехова)」である。
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そしてそこからこのサドーバヤ・クドリンスカヤ通りから横に入ったマラヤ・ニキーツカヤ通りに注目すべき建物がある。
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それがかつてスターリンの腹心として秘密警察を率いてきたラヴレンチー・ベリヤ (Лавре́нтий Па́влович Бе́рия 1899~1953) がかつて住んでいた建物である。
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ベリヤはかつてここでモスクワ市内から拉致した女性多数に性的暴行を加え、そして殺害したのである。
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そうした被害者の女性たちの白骨死体が近年この建物の敷地、つまりこの写真に写っている場所から発見されたそうである。以下の映像をご覧いただければ「チェーホフの家博物館」とモスクワ動物園入園別口、そして旧ベリヤ邸の三つの非常に近接した位置関係がおわかりになると思う。文学者とホッキョクグマと大量性犯罪者の三つがここで交差するのである。


「チェーホフの家博物館」とモスクワ動物園入園別口、そして旧ベリヤ邸の位置関係

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サドーバヤ・クドリンスカヤ通りをさらに歩くと「チャイコフスキーとモスクワ博物館」というものがある。あまり興味はないので通り過ぎるだけにする。
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サドーバヤ・クドリンスカヤ通りの逆側にはかつてのロシアの大歌手だったフョードル・シャリアピン (Фёдор Ива́нович Шаля́пин 1873~1938) の住居だった建物が記念館になっている。「シャリアピンの家博物館」である。
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彼はここに1910年から1922年まで住んだそうである。このシャリアピンはカザンの生まれである。今日はこの記念館は休館日だった。
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この「シャリアピンの家博物館」からさらに先を歩く。
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そうするとアメリカ大使館がある。
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通りを渡った側から見るとこういう感じである。
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やがてこのサドーバヤ・クドリンスカヤ通りはスモレンスカヤ通りと名前を変えてしまう。交通量が多い。
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スモレンスカヤに着いた。
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地下鉄のスモレンスカヤ駅とロシア外務省の建物である。

Nikon D5500
AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
(Jul.25 2017@モスクワ)
by polarbearmaniac | 2017-07-26 05:40 | 異国旅日記

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