街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum
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ロシア・ノヴォシビルスク動物園でゲルダとクラーシン(カイ)の同居が始まる ~ 従来の繫殖方針維持
(2014年9月13日撮影 於 ノヴォシビルスク動物園)
(2014年9月13日撮影 於 ノヴォシビルスク動物園)
ロシアのノヴォシビルスク動物園ではゲルダが2015年12月に産んだロスチクが先日、同園内の離れた別の場所に移動させられたわけで、それ以来ゲルダは一頭で暮らしていました。ところが本日地元のメディアが報じたところによりますとゲルダはパートナーであるクラーシン(カイ)と同じ展示場に登場し、この二頭の同居が始まったそうです。映像を御紹介しておきます。
次の映像はモニターカメラの映像をメディアが収録したものです。すでにマウント行為が行われているようにも見えます。
前回、シルカがゲルダから引き離されてしまったあとでゲルダがクラーシンと同居した時のことについては「ロシア、ノヴォシビルスク動物園でクラーシン(カイ)とゲルダの再会、同居開始の光景に割れる市民の意見」という投稿を是非御参照下さい。 さて、こうして今回も結局のところノヴォシビルスク動物園は従来のように「二年サイクル」の繫殖という方針の変更はなかったのだと理解してよいように思います。ただし、ロスチクの将来の移動先がどこになるのかということは同園における今後の繫殖にも大きな影を落とすことになります。仮にロスチクの血統(の多さ)が問題となってロスチクが欧州に移動することが必ずしもすんなりとはいかないということでしたら、ノヴォシビルスク動物園は果たして「二年サイクル」の繁殖を継続することに是非について躊躇せねばならない事情があるということを意味しているように思います。しかしこうして共に9歳であるゲルダとクラーシン(カイ)の同居が再びこの時期に開始されたということは、ノヴォシビルスク動物園にとっては方針の転換を決断できずに、ある種の「成り行き」によってこの二頭を同居させたのだという解釈も可能でしょう。ノヴォシビルスク動物園としてはロスチクの移動先が決定してからゲルダとクラーシン(カイ)との同居を実現させたかったというのが本音ではないでしょうか。モスクワ動物園ではここのところ何年間かシモーナの「二年サイクル」の従来の繁殖の方針を転換してしまっていますので、それとの整合性もロシアのホッキョクグマ界としては問題となってくるわけです。
ともかく、シルカ、ロスチクに続く第三子が今年末に誕生し。そして来年3月頃に屋外に登場してくるという確率は高いような気がします。
(資料)
НГС - Независимые Городские Сайты (Mar.21 2017 - Медведи Кай и Герда встретились спустя год и занялись любовью на глазах у посетителей зоопарка)
(過去関連投稿)
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のゲルダとシルカの母娘が本日突然永遠の別れ ~ ゲルダお母さんの動揺
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチクが母親ゲルダと別居となる ~ シルカもいた同園内の別の場所へ
ロシア・ノヴォシビルスク動物園の「二つの愛の心」 ~ "Два любящих сердца"
ロシア・ノヴォシビルスク動物園のロスチクの別居は安全上の理由と同園は説明 ~ 移動先決定は難航か?
by polarbearmaniac
| 2017-03-21 18:00
| Polarbearology
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