街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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ドイツ・ブレーマーハーフェン臨海動物園の一歳のリリーが母親から攻撃的態度を受け別居となる

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リリー Photo(C)Zoo am Meer Bremerhaven

大変に珍しいことが起こっているようです。私がこのブログを開設して以来、こういった事例は初めてです。ドイツ北部のブレーマーハーフェン臨海動物園で2015年12月11日にヴァレスカお母さんから誕生した一歳の雌(メス)のリリー(Lili) が安全の確保のためにヴァレスカお母さんから一週間前に引き離されてしまったそうです。何故リリーの安全の確保が必要になったかと言えば、なんとヴァレスカお母さんが娘のリリーに攻撃的な態度をとるようになったためにリリーが母親から危害を加えられることを防ぐためだそうです。この理由についてブレーマーハーフェン臨海動物園は、現在はちょうどホッキョクグマの繁殖行動期であり母親のヴァレスカは娘のリリーよりも、本来の自分のパートナーである雄(オス)のロイドのほうに関心が向かってしまっているため娘のリリーの存在が煩わしいものになっていることを挙げています。

こういう母親がいるというのも私には驚きです。リリーはまだ一歳と四カ月であり当然まだまだ母親は子供に注意が向くはずであるわけなのですが、ヴァレスカがもうパートナーである雄のロイドのほうに関心が向いて自分の娘に攻撃的な態度をとるというのは母親としてはいささか首を傾げたくなります。

同園は現在の繁殖行動期が終われば、またヴァレスカお母さんと娘のリリーを同居させる予定だそうですが、一度こうして引き離してしまうと通常の親子の関係に戻るということはないと思います。世界の動物園の名だたる母親たちが今回のようなことで自分の娘や息子の攻撃的な態度をとったなどという事例は、少なくとも私の知る限りは全く聞いたことがありません。今回のブレーマーハーフェン臨海動物園のケースは稀な事例でしょう。このような態度を子供に見せる札幌のララの姿を私たちは想像もできませんし、世界の他の動物園の母親たちに対しても想像できないということです。

さて、ここで今年の一月の映像を見ていただきましょう。これは担当飼育員さんのうちの一人が登場しています。この動物園のホッキョクグマたちとのコミュニケーションについて語っていますが、リリーがしきりとちょっかいをかけています。



(資料)
WESER-KURIER (Apr.7 2017 - Eisbärin Lili und Mutter Valeska vorerst getrennt)
Nord 24 (Apr.7 2017 - Lili und Valeska gehen vorerst getrennte Wege)

(過去関連投稿)
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by polarbearmaniac | 2017-04-08 00:30 | Polarbearology

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