街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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2010年 11月 20日 ( 4 )

ミリーとオーロラ

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リラックスのミリー。


ここには立派な個体が3頭もいて、なぜ今まで繁殖が無いままでいるのでしょうかねえ。本当に勿体ないですよ。

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オーロラもこうして元気ですが、本来は今頃産室入りしていてもおかしくないはずですが.....。


このままでいたら、あと10~15年後にこの動物園からもホッキョクグマはいなくなります。冗談抜きでそうなりますよ。本当になんとかして欲しい。座して死を待つので良いのでしょうか?

(Nov.20 2010 @名古屋・東山動植物園)
by polarbearmaniac | 2010-11-20 16:30 | しろくま紀行

牙が折れたサスカッチ、その巨体の迫力!

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飼育員さん曰く、最近はミリーと仲が良くないそうです。ケンカをして牙が折れたそうですが、近くで見ると本当に巨体です。
(Nov.20 2010 @名古屋・東山動植物園)
by polarbearmaniac | 2010-11-20 15:32 | しろくま紀行

久方ぶりの東山動物園~快晴の名古屋にて

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ここに来るのは2年ぶりです。
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今日は快晴で暖かいです。
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社会主義リアリズムを思わせる風景の装飾は時代遅れですが、必ずしも嫌いではありません。
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ミリーは美熊ですね。
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反対側から見たミリー。

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オーロラは飼育員さんから魚をもらっています。

(Nov.20 2010 @名古屋・東山動植物園)
by polarbearmaniac | 2010-11-20 14:37 | しろくま紀行

動物園でホッキョクグマ1頭を飼育するのにいくらかかるのか?

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資料:ハノーファー動物園

動物園で1頭のホッキョクグマを飼育するのにかかる費用は(年間/月間)いくらなのかは興味のあるところです。しかし、ちょっと考えてみると実はこれは計算自体が簡単ではありません。動物園全体でかかる人件費、水光熱費その他の管理費をいったいどうやって飼育されている動物それぞれに割り振っていくかによって、全く違う数字が出てくるでしょう。どの動物が具体的にどれだけ動物園の収入に寄与しているのかの数字(金額)があれば、この管理費の割り振りはできそうですが、この「飼育動物別の動物園収入への寄与・貢献度」自体が数字に置き換えることが困難です。要するに「ホッキョクグマ飼育の営業損益」は算出することはかなり難しいですね。となれば、単純に支出の一要素としての食費だけを見ていくしかありません。

仙台の八木山動物公園が大変興味深い数字を公表しています。それは、動物園の平成20年度の飼料購入の詳細です。それと同時に主な動物の1日の飼料量です。ホッキョクグマ1頭あたりの飼料日量は以下の通りです。

馬肉      4000グラム
煮サツマイモ 1500グラム
リンゴ       750グラム
パン       600 グラム
ニンジン     300 グラム

この数字をこのページの上に記載されている飼料購入一覧表の数量・金額の数字を使ってホッキョクグマ1頭あたりの1日の食費を計算してみました(パンについては便宜的に600グラムを2斤として計算しました)。そうすると¥2,804ほどになりますね。他園ではどうなのかと思い調べてみましたが、たとえばこのTokyo Zoo Netの数字によりますと2009年度の上野動物園ではホッキョクグマは¥2,679です。上野のほうが仙台よりも飼育動物数が多く飼料購入量の単価は仙台より低いでしょうから、この仙台と上野の数字はほぼ一致していると考えてよいでしょう。仙台の八木山動物公園の数字を月間(30日)に換算しますと¥84,120となります。年間では¥1,023,460ですか。まあ、年間100万円強と理解しておけばいいように思います。

さて、冒頭に貼り付けた表はドイツのハノーファー動物園の最近のホッキョクグマ飼育にかかる月間の支出を示しています。これで見ますとホッキョクグマ1頭あたりの月間の食費(飼料費)は300ユーロですか。1ユーロを113円で計算しますと¥33,900ですね。ハノーファー動物園がホッキョクグマに1日どんなものをどれだけ与えているのかの詳細なデータがありませんが、仮に同じような飼料構成、飼料量だったとするとハノーファーでは仙台の約40%しか飼料費がかかっていないということになります。そうですねえ、かなり安いです。しかしこれは日本とドイツの食費(飼料費)の価格の違いで説明できそうです。次の総務省の統計局のデータ、「主要食料品の小売価格」の国別比較を御参照下さい。この統計はあくまで「小売価格」であり、そして「馬肉」はなく、そしてなんとドイツの統計は抜けているのですが、たとえば日本の牛肉1キロの価格をドイツの隣国オーストリアと比較すると日本は約5倍以上高いですね、スイスと比較しても約2.7倍です。重量でいって全体の55%を占める肉の価格が、たとえ牛肉の小売価格を例にとってすらこれだけ違いがあれば、ハノーファーのホッキョクグマの飼料費が仙台の40%でもさほど不思議ではありません。私も欧州(オランダ、フランス、オーストリア、ドイツ)で生活してみて、日本の物価、特に食料品の高さというものがよくわかります。

ただしかしこのハノーファー動物園のコスト内訳を見ますと食費(飼料費)以外のコストの高さです。Pflegeは「飼育費」とでも訳したほうがいいかもしれませんが、ハノーファー動物園のホッキョクグマ飼育場はあの有名な広々としたユーコンベイです。この新施設の維持にかなり費用がかかっているようです。そして見逃せないのはKaltmiete ohne Nebenkosten これはグロスとしての雑費を含まないネットのホッキョクグマレンタル料と理解してよいですね。1頭あたり月間5800ユーロ、つまり年間で69600ユーロ、つまり日本円で年間786万円ですか。ユーコンベイにはアルクトス、ナヌーク、シュプリンターの3頭が飼育されていますので、その3頭ともがこの金額のレンタル費用がかかっているかも問題ですが、上野動物園のパンダのレンタル料が2頭で年間8300万円であることを考えれば安いでしょうね。

ホッキョクグマの食費を私なりに以下のように理解することとします。札幌・円山動物園のアニマルファミリーの1口5000円は、ララのエサ代の約2日分に匹敵する金額である....ということです。
by polarbearmaniac | 2010-11-20 01:00 | Polarbearology

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