街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


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2010年 11月 22日 ( 2 )

フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ そして悲報...

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雌のヴィーナス(左)と雄のマナッセ(右)のペア  Photo(C) Ranua Zoo

フィンランドのラヌア動物園で先々週の11月11日にホッキョクグマの赤ちゃんが誕生していたそうです。お母さんは以前このブログで御紹介したことのある、6歳のヴィーナス(ウェヌス/Venus)です。 今シーズン(10/11)、動物園では初めてのホッキョクグマ誕生のニュースのはずです。

ところがなんと15日に栄養不良で死亡したことを動物園はマスコミに伝えています。前日の14日まではヴィーナスが赤ちゃんの世話をしており赤ちゃんも元気だったそうですが、その夜に亡くなってしまったそうです。ラヌア動物園では非常に落胆しているそうです。

このフィンランドのラヌア動物園ではやはり2009年の12月にヴィーナスは初産で2頭の赤ちゃんを出産していますが、そのときも1頭は死産、そして残る1頭も1週間たらずでヴィーナスが子育て拒否ともいえる態度を示したために動物園側では急遽この赤ちゃんをヴィーナスから離し人工哺育に切り替える決断を下しました。下の写真はこの2009年のときに飼育スタッフが赤ちゃんを取り上げた直後の写真です。ところが大変残念なことに、この赤ちゃんはこの夜に死亡してしまったわけでした。
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Photo(C)Ranuan Seudun Matkailu Oy


ヴィーナスの出産、2度目に挑戦した今回も成功できませんでした。

ラヌア動物園でのホッキョクグマの赤ちゃん誕生、今回もこのような結果となってしまいましたが、やはり飼育下でのホッキョクグマの自然繁殖の難しさを教えてくれます。釧路についても旭川についても私たちは心の中では期待していますが、現実には極めて容易ではないということを心の準備としておきたいと思います。

この下の映像はラヌア動物園での双子の姉妹であるヴィーナスとヴァレスカの2年前の水遊びのシーンです。



(追記)今回の赤ちゃん誕生(と死亡)のニュース、17日付のフィンランドのスウェーデン語マスコミ記事によってようやく把握した次第です。スウェーデン語は以前少しかじったことがありますがフィンランド語はウラル語族に属する言語であり、私には全く歯が立ちません。

*(資料)
Vasabladet (Nov.17 2010)
Yleisradio Oy (Dec.21 2009)
(過去関連投稿)
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生!
しかし.....大変残念です...。
2頭の赤ちゃんの「取っ組み合い」は雄特有の行動なのか? (再説)
by polarbearmaniac | 2010-11-22 20:00 | Polarbearology

オランダ・レネンのアウヴェハンス動物園、産室内のフリーダムの映像

オランダ・レネンのアウヴェハンス動物園のホッキョクグマ、フリーダムが11日に産室入りしたニュースについてはすでに14日に投稿していますが、そのフリーダムの収容当日の産室内部での映像が公開されていますので御紹介しておきます。



日本やアメリカの動物園で出産の前の段階での産室の映像を公開するのは無理のように思います。ホッキョクグマの出産について非常に期待の強い国では、事前にこうやって映像を公開した場合に、仮に出産がなかったときの失望がより大きくなることへの配慮....とも考えたくなるのですが、それは穿った見方でしょう。 しかし、同様に産室内モニターシステムを設置しているといわれる釧路市動物園や旭山動物園に現在の産室内での映像を公開せよというのも酷な気がします。
by polarbearmaniac | 2010-11-22 17:00 | Polarbearology

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