街、雲、それからホッキョクグマ ~ Polarbearology & conjectaneum


by polarbearmaniac

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2017年 02月 26日 ( 2 )

大阪・天王寺動物園の「国際ホッキョクグマの日」~ 米加と欧露の、この日の性格の違い



以下の映像は最初の方は音声をoffにしていただいたほうがよいでしょう。子供の声が大きいです。



「国際ホッキョクグマの日 (International Polar Bear Day)」は本来は2月27日ですが、世界の多くの動物園では1日だけ前倒しして本日の日曜日にイベントを行った動物園が多いようです。特にロシアの動物園は大多数が本日にこの日のイベントが予定されています。ロシアでは昨年、一昨年あたりまではこの「国際ホッキョクグマの日」を "Международный день белого медведя" と直訳して呼んでいたのですが、少なくとも動物園では今年から単に「ホッキョクグマの日 (”День Белого медведя”)」とだけ呼ぶようになっています。これは多分何か意味があるような気がします。ロシアでは従来から「ホッキョクグマの日(”День Белого медведя”)」というのは1月初旬に行ってきたわけで、その日には飼育下で野生出身のホッキョクグマたちの誕生祝いを行ったりなどしていたものの私が今年のニュースを見ていた限りではロシアの動物園ではその日のイベントに関するニュースはほとんどありませんでした。これは私の憶測ですが、ロシアの動物園は従来のロシ独自の「ホッキョクグマの日」と国際的に認知度が高まってきた「国際ホッキョクグマの日」を合体して2月27日を単に「ホッキョクグマの日(”День Белого медведя”)」として統一したのではないかと思います。
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この「国際ホッキョクグマの日(International Polar Bear Day)」はアメリカのNPOである Polar Bears International が2004年から提唱し、サーモスタット調整によるエネルギー節約による二酸化炭素排出削減を喚起する日です。 そして "Just lower your thermostat up on February 27th" ということで非常に具体的な行動、つまりサーモスタットの設定温度を下げてエネルギー消費を抑制することの実践を呼びかけるわけです。ただし欧州やロシアの動物園の場合は Polar Bears International の提唱するサーモスタット云々ではなく温暖化の影響によって生じるホッキョクグマの置かる厳しい環境と彼らの保護についての認識を改めて確認するという日という性格となっているわけです。アメリカ、カナダ、欧州の一部の動物園と、欧州の多く、そしてロシアの全ての動物園とは「国際ホッキョクグマの日」とはいってもやや性格が異なるわけです。アメリカやカナダでは具体的行動を求めるわけですが、欧州やロシアは認識と理解を深めていくという人間の意識の問題として捉えられているわけです。

さて、本日26日にロシアの動物園で行われた「(国際)ホッキョクグマの日」については映像が入ってきましたらご紹介したいと思っています。

(資料)
あべの経済新聞 (Feb.27 2017 - 天王寺動物園、ホッキョクグマ「イッちゃん」に雪のプレゼント)
by polarbearmaniac | 2017-02-26 21:30 | Polarbearology

フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが生後13週間が経過 ~ 親子での屋外登場を待つばかり

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(C)Ranua Zoo

昨年2016年の11月25日にフィンランドのラヌア動物園でヴィーナスお母さんから誕生した赤ちゃんですが現時点では生後93日目(生後13週間が経過)になります。生後12週間経過した時点(2月17日)での映像がメディアを通じて二つ公開されていますので見てみましょう。

まずこの下は、ヴィーナスお母さんはエネルギーを使いたくなくてゆっくりと寝ていたいものの赤ちゃんはなにか欲求不満ででもあるように体を動かしているといった感じです。これは産室内では非常によくあるシーンだと思います。



次ですが、これはヴィーナスお母さんは最初は赤ちゃんの体を舐めてやっていますが、やがてsン室の隣の部屋に移動していきます。赤ちゃんは何かを噛んで遊んでいるといったところでしょうか。



もうそろそろこの親子も屋外に登場してくる時期になっています。フィンランド北部のラップランド地域の観光施設として脚光を浴びつつあるこのラヌア動物園ですが、その大きなきっかけとなったのは2011年11月にやはりヴィーナスから誕生した雄のランツォ(現 ウィーン、シェーンブルン動物園)だったわけでした。今回の赤ちゃんも多くの来園者を引きつける存在になることは間違いないものと思います。もう屋外への登場を待つばかりの状況です。
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2012年2月23日のランツォの屋外登場を待つ来園者 
Photo(C)Jyri Tynkkynen /Yle

(資料)
YLE (Feb.25 2017 - Suloinen jääkarhunpentu kirittää Lapin matkailua – Ranuan eläinpuisto valmistautuu supervuoteen)

(過去関連投稿)
ホッキョクグマの出産の瞬間を見事に捉えたモニターカメラの映像集
フィンランド・ラヌア動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生! ~ 繁殖計画の成果を積み上げる欧州
フィンランド・ラヌア動物園での赤ちゃん誕生の瞬間の映像が公開
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後7週間目に入り立ち上がって歩き始める
フィンランド・ラヌア動物園で誕生の赤ちゃん、生後50日が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃん、生後二ヶ月が経過
フィンランド・ラヌア動物園の赤ちゃんが外界に興味を持つ ~ 入り込んだ雪を取り除くヴィーナスお母さん
by polarbearmaniac | 2017-02-26 06:00 | Polarbearology

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